大女優 樹木希林が愛したクルマたち 圧巻の趣味のよさ

■希代の個性派女優は“自分”を貫いたエンスーだった

 以下、竹岡氏のお話のなかではでてこなかった、樹木さんの歴代所有車を紹介していきたい。

 こうして並べてみると、「丸目が好き」とおっしゃっていた原則を踏襲しつつ、しっかり性能のよさにこだわりながら、クルマ好きも納得する「趣味のよさ」とある種の美学が感じられる選択だと実感します。

1/いすゞヒルマンミンクス

 1956年に登場した2代目モデルで、直4の1.5Lは初代の1.3Lよりも扱いやすさが向上している。いすゞでは事実上の後継モデルにあたるベレルが1963年に登場した後も1964年まで生産された。樹木さんが乗る前は、父親である薩摩琵琶奏者(錦心流)の中谷襄水氏が愛車として乗っていたのだという。

2/VWビートル

 1938年に生産開始されて以来、2003年まで半世紀にわたって生産が続けられた“カブトムシ”の愛称を持つVWのアイコン的モデル。累計生産台数の2152万9464台は世界最多記録で、日本ではヤナセが1952年から販売を開始し、戦後の同社主力販売モデルに。

4/ボルボアマゾン

 1956年のデビュー当初は「ボルボアマゾン」として登場し、商標登録の関係からベーシック車が「121」、高性能版が「122S」に改名。落ち着いたクルマに乗りたくなったという樹木さんがセレクトしたモデル。

5/スバルサンバー

 1961年に登場し、1966年まで生産された初代モデル。以後、2012年の6代目モデルまで継続。

7/ルノー4

 1961〜1992年まで生産された、世界初の商業的に成功したハッチバック車とも呼ばれる1台。

8/ジャガーMKⅡ

 1959年に登場した初代モデルMKⅠの改良版。3.5Lと2.5Lを用意。

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