■6位 トヨタ カローラスポーツ(220万2000〜284万1000円)
●グローバルモデルに進化したカローラ
日本では、なんとなく目立たない存在だが、海外での評価は高いモデルだ。
カローラは各種車系を含めた全体としてグローバルCセグメントであるが、トヨタは販売する国や地域の市場環境にベストマッチするようにローカライズしたモデルを導入してきた。
そうしたなかで、12代目カローラとして日本で先行発売されたカローラスポーツは真のグローバルカーという商品性を貫く。TNGAによる安定したハンドリングと乗り心地はもちろんのこと、クルマとしての世界観を強く主張するエクステリアとインテリアデザインが特徴だ。
狙いは、ターゲットユーザーの若返りである。走ることの楽しさを共有することを、カローラを通じて広い世代に紹介するという使命を持つ。
近年のトヨタラインナップでは、SUV系が主流となっているが、カローラスポーツは日系CセグメントHBに新風をもたらしたと言える。
●採点
・ハンドリング:★★★★☆
・乗り心地:★★★★☆
・エンジン:★★★★☆
・コスパ:★★★★★
・総合評価:88/100点
■7位 マツダ MAZDA3(222万1389〜368万8463円)
●マツダのこだわりを詰め込んだHB
改めて、マツダ3ファストバックを見ると、魂動デザインを追求した美的なエクステリア&インテリアデザインに圧倒される。一部には、“Cセグにしては、少々やり過ぎ”という見方もあろう。
だが、マツダのブランド価値を高めるには、ここまでのこだわりが必然だったのだと解釈するべきではないか。
技術面ではマツダ第七世代の第一弾として、マツダが言うスモール商品群をけん引するため、プラットフォームを刷新。SKYACVTIV-Xという超希薄燃料を実現した斬新なパワーユニットもラインナップしていることは広く知られているところだ。
2021年からマツダ3は、マイルドハイブリッド「e-SKYACTIV」搭載となり、これに伴いサスペンションなども改良され、走りの深みとシャープさが増した。
具体的には、操舵に対する回頭性が高まり、マツダの真骨頂である人馬一体感が増しているのが実感できる。
●採点
・ハンドリング:★★★★★
・乗り心地:★★★★☆
・エンジン:★★★★★
・コスパ:★★★☆☆
・総合評価:87/100点
■8位 シトロエン C4(312万9000〜515万円)
●復活したシトロエンの大黒柱
ベルランゴの大ブレイクで日本でも注目が集まっている、シトロエン。C4でも、シトロエンの世界観が満ちあふれ、エレガントと快適性を充分に味わうことができる。日本での主力パワートレーンは1.5Lディーゼルだが、シトロエンとして日本初導入となるBEVのE-C4にも注目だ。
●採点
・ハンドリング:★★★★☆
・乗り心地:★★★★☆
・エンジン:★★★☆☆
・コスパ:★★★★☆
・総合評価:86/100点
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