ハッタリ上等! お値段以上!! クルマ好きじゃない人たちの琴線にも触れまくるクルマたち

デカさは正義らしい!?

ハッタリ上等!! クルマ好きじゃない人たちの琴線に触れるクルマとは?
2020年8月にマイナーチェンジを迎えたハイラックス。347万1000円~387万6000円と新車価格は多少高めではあるが、クルマを知らない人にとってはピックアップトラックの迫力は格別のようだ

 今回の同窓会ではフォード エクスプローラースポーツトラックで乗りつけてきた女性が。ダンナさんがモトクロスバイク好きだからというのが選択の理由。すると会場は大盛り上がり。特に女性陣は「すごい」「かっこいい」と大絶賛。自分ではそんな大きいクルマは怖くて運転できないけれど、高そうでうらやましいという感想も。

 実際は、中古で250万円くらいで手に入れたという。人間は大きなものに畏敬の念を抱くものなのだ……。

 しかし、デカいクルマは燃費が悪い、自動車税が高いなど、ランニングコストの悪さが大きなデメリット。今回のフォードスポーツトラックオーナーも、1ナンバーで高速割引がない、1年車検であったのが難ありで、つい最近デリカD:5に乗り替えたとか……。

お薦め1「トヨタ ハイラックス」
 激減しているピックアップだが、逆にクルマを知らない人たちにとっては新鮮。押し出しの強さゆえ「すごいクルマに乗っている!」と直感的に思わせるパワーがある。ただし、ハイラックスの場合は中古車でも300万円後半からの価格帯が多く、少しお財布には厳しいか……。

お薦め2「トヨタ ハリアー」
 モデルチェンジ以降、ワイド&ローのフォルムがさらに強調され、ハリアーはこれまで以上に高級車の匂いがプンプンするクルマに。トップグレードは600万円超とお高いが、ガソリン車のエントリーモデルのSなら税込みでも312万8000円と、見た目の高級感のわりにはお買い得。

 中古車は300円超のものが多数とかなり高めで推移している現状を考えると、Sを新車で手に入れるというのがハッタリ重視ならベストな選択か!?

ブランド力最強の「ベンツ」「ビーエム」

ハッタリ上等!! クルマ好きじゃない人たちの琴線に触れるクルマとは?
2019年にフルモデルチェンジとなったメルセデスベンツBクラス。1.4リッターのコンパクトカーではあるが押し出しの強さは十分。400万円代で最強のブランド力をいかんなく発揮できる!

 「ベンツ」「BMW」のブランド力は絶大。この2ブランドはクルマを知らない人でもパッと見ただけで「あっ、ビーエムじゃ~ん。稼いでるー」みたいなノリで、オーナーは会話の中心人物になってしまうのだ。

 もちろん、ポルシェも破壊力満点と思いきや、ちょっとパワーがありすぎ!? もちろん、今回に限ってのことかもしれないが。クルマを知らない人にとってはものすごく高いクルマと、「ものすごく」がついてしまうらしい。中古車市場では、そこそこの年式のものがベンツやBMW並みの価格で手に入るのだが……。

 「ポルシェとかフェラーリとかはなんか引くかなぁ」「ねたみ100%なんだけど、なんか嫌味な感じがしちゃうかも」という辛辣な意見も。ブランド力といってもほどほどがいいようだ。

お薦め1「メルセデス・ベンツBクラス」
 日本での人気が高いのはCクラス。走行距離短めで200万円代から程度の良いものが多く出回っている。

 しかし、ここで推したいのはBクラス。コンパクトカーとミニバンの中間のような存在で、コンパクトで実用性も高い、まるで一般的なファミリーカー。にもかかわらず、フロントグリルにはメルセデス・ベンツのエンブレムが燦然と輝く! 控えめながらハッタリもきく。中古車の相場も150万円~250万円と手頃なのも嬉しい。

お薦め2「BMW3シリーズ」
 クルマ好きにとっては面白味を感じないかもしれないが、中古車では程度が良いものが多く流通している3シリーズは、やはり買い! 中古車市場では300万円後半~400万円代のものが多めと、車格が違うので当然ではあるがメルセデスベンツBクラスと比較すると少しお高め。ただし、女性ウケは抜群。見栄がはれるハッタリカーとしてのコスパは最上級なモデルだ。

 新車が欲しいなら、コンパクトカーの1シリーズもお薦め。新車でも300万円から手に入るというBMWのエントリーモデル。中古車なら100万円代から程度の良いものが見つかる。

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