ハッタリ上等! お値段以上!! クルマ好きじゃない人たちの琴線にも触れまくるクルマたち

ハッタリ上等! お値段以上!! クルマ好きじゃない人たちの琴線にも触れまくるクルマたち

 「他人の目を気にしてクルマを選ぶなんてバカバカしい!!」なんて人もいるだろう。でも、「ふ~ん」と受け流されてしまうようなクルマよりは、「おおっ」と思われるクルマに乗っていたほうが嬉しくはないだろうか? いや、嬉しいに決まっている!!

 なんてことを考えるなか、著者がつい先日、アラフォー世代が集まる同窓会に参加。男女ともに参加者はほぼクルマに興味なしの面子。しかし、そんな彼らだってクルマには乗っている。ということで、彼らが会場に乗りつけたクルマ(ノンアル派のクルマのみになってしまったが)のなかで「おおーっ」と注目を集めた(ネタになっていた)クルマの傾向をチェックしつつ、迷惑を顧みずどんなクルマを「かっこいい」と思うかについて深堀りしてみた!

 実は「自分のクルマが他者からどう見られているかが気になる」と密かに思っている人に参考にしていただきたい。

文/藤原鉄二、写真/ダイハツ、トヨタ、日産、ビー・エム・ダブリュー ジャパン、マツダ、メルセデス・ベンツ日本

【画像ギャラリー】見栄がはれるクルマに乗りたい人、必見!!(27枚)画像ギャラリー

高いやつじゃなく「高そう」なやつでいいんです

ハッタリ上等!! クルマ好きじゃない人たちの琴線に触れるクルマとは?
女性人気が高かったMAZDA3 SEDAN。落ち着いた雰囲気のセダンのほうが「高そう」というイメージは抱きやすいのかも。15Sなら228万8000円

 クルマ好きではない一般の人たちはぶっちゃけクルマの価格なんてまったく知らない。要は「高い」ではなく「高そう」であれば、実際は高かろうが安かろうが、さらには新車だろうが中古車だろうが、旧モデルであろうが、そんなことはまったく関係ないのだ。

 実際、同窓会当日、偶然にも国産車の新型と旧型が駐車場に並んでいた。名前は伏せるがフルモデルチェンジで大きく見た目が変わったクルマ。さらにグレードも新型のほうが上だった。

 しかし、みんな新型ではなく旧型に乗っている人物のほうに「いいクルマ乗ってんじゃん」「景気いいねー」と……。つまり、新型より旧型のほうが「高く」見えたらしい。そう、ハッタリをきかせたり、見栄を張りたいだけなら「高い」ではなく「高そう」なクルマでいいのだと実感。

 ちなみに、クルマをまったく知らない人ほど、セダンやクーペのほうが「高そう」と感じている傾向が強かった。絶滅危惧種とは言われつつも、セダンやクーペボディの安定感は抜群。Z世代と言われる若い世代は少々異なるかもしれないが、アラフォー世代には下手なスポーツカーよりも「高そう」に見えるらしい。

お薦め1MAZDA3 SEDAN
 「世界一美しいクルマ」を受賞したデザインの威力は満点! クルマを知らない人たちには直感的に「高そう」と感じるらしい。当日、MAZDA3 SEDANオーナー(女性)がいたのだが、けっこうワーキャー言われていた。

 MAZDA3 SEDANは中古車なら100万円台から程度の良いものがたくさんそろっている、さらに、新車でも15Sなら228万8000円で買えてしまうのは嬉しい!! それも税込み。モデル末期ということを鑑みてもこれはお買い得。

 オーナーは新車購入だったが、価格以上に高級車に見られると語っていた。「オヤジ臭くないファミリーカーって感じ」との感想も。ファミリーカーって……とちょっと悲しくなるが。

お薦め2「日産 スカイライン」
 圧倒的安定感。知名度はもちろんだが、フロントフェイスの押し出しの強さもピカイチ! クルマを知らない人でもスカイラインの名は知っている。さらに中古車なら200万円代のものがわんさかある。これほどコストパフォーマンスならぬ、ハッタリパフォーマンスの高いクルマがあるだろうか!

 ちなみに、その昔、中古ながらGT-RのR34をハアハアしながら頑張って買ったことがあるという男性が1名。彼によると、もはやGT-Rは価格的に殿上人。スカイライン400Rの中古なら中古なら頑張ってイケそうな気がすると、中古車サイトを探っている最中とのことだった。

 たしかに、400Rの新車価格は500万円オーバーだが、中古車市場では300万円台のものも出回っている。これも買いなのでは?

次ページは : デカさは正義らしい!?

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!