日産 マーチの生産終了から考える「キラリと光った個性派マーチ3選」

■第1位:3代目マーチ「マイクラC+C」

イギリス工場から逆輸入され販売された日産 マイクラC+C。C+Cは「クーペ&コンバーチブル」を意味していた
イギリス工場から逆輸入され販売された日産 マイクラC+C。C+Cは「クーペ&コンバーチブル」を意味していた

 3代目マーチの派生モデルとしては、オーテックが手がけたスポーツバージョン「12SR」が有名だ。高回転化された1.2Lエンジンを積み、ジムカーナで活躍……を狙ったが、重心が高すぎて今ひとつ。

 ファンも多かったが、音はうるさくエンジンの振動は凄く、競技以外では乗りたくない印象だった。個人的な好みですが……。

 それよりも私のイチ推しは、クーペカブリオレの「マイクラC+C」だ。イギリス工場から逆輸入されたマイクラC+Cは、ほぼイギリス仕様そのもの。何に驚いたって、その足回りのしなやかさとスポーティさに心底ブッたまげた。

 3代目マーチは、2代目に比べると、ボディや足回りはややペナッとした印象があったが、欧州仕様はまったくの別物で、アウトバーンでの180km/h巡行にも充分耐えうるものだったのだ! 日本仕様のマーチとのあまりの違いに大ショック!

 クーペカブリオレ化によって、フォルムはメチャメチャ崩れ、オープンにしてもちっとも優雅じゃなかったけれど、足回りは優雅そのもの。「国産の安グルマも、欧州では別物が売られている」という事実を教えてくれた、ある意味偉大な派生モデルである。これが1位!

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