オヤジ復権!? Z世代が「運転うまっ!!」と思う瞬間ってどこよ?

合流がスマート、かつ譲り合いの精神がある

オヤジ復権!? Z世代が「運転うまっ!!」と思う瞬間
世代を超えて同じなのは合流下手はかっこ悪いと思われるということ。譲り合いの精神がないことも大減点ポイント

 運転下手を自認する人にとっての難関のひとつが合流。渋滞路で強引さも感じさせず、スムーズに合流を果たせるドライバーはめちゃ運転がうまいと感じるらしい。

 「東京に来て運転をするようになって一番ビビッたのは首都高での合流ですね。渋滞して完全に流れが止まっちゃっているような時はまだしも、少し流れているような時の合流がものすごい怖かった……というか、いまだに慣れないです。だから、合流がうまい人は尊敬もの」

 「ススーッと何事もないように流れに入っていく人の横に乗ると感心します。あと、他車をスムーズに入れてあげられるのもうまさの証かなと。自分は入れ方が下手で1台入れた途端、雪崩のように割り込まれちゃうことがあるんで……」

 と、なかなか合流上手は高評価。

 「かっこいいと思っていた先輩の横に乗っていて、首都高の合流で自分はしっかり入れてもらっておきながら、いざ入れてあげる立場になったらツメツメにして入れてあげなかった。かなり幻滅しましたね」

 これは運転技術というよりマナーの問題だが……。いずれにせよ、合流時の挙動はかなり観察されているということを意識して運転したい。

ヒール・アンド・トゥができる

 これは1名、同意者3名と少数意見ではあったものの、死語だなんだと言われるテクニックを尊敬の眼差しで見る若者もいるということをお知らせしておきたい。

 「叔父がクルマが趣味でちょい古めのMT車(ロードスター)に乗っているんですが、横に乗せてもらった時ブーンとちょっとアクセル踏んで、シフトダウンするとかしてて。理由を聞いたら「なるほど~」と、ちょっと感心しちゃいました。ゲームがうまい人を見ているような感覚でしたね」

 ヒール・アンド・トゥはAT車しか運転したことがないような人にとっては化石のようなテクニックだが、間近で体験するとなかなか面白い、すごいテクニックと感じるようだ。ただし、うまくキマればのハナシだが……。

ちゃんと降りる人のことを考えて停車してくれる

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駐車した時のクルマとクルマの間もきちんと考えて駐車ができるテクニックも重要らしい

 これは女性からの声。クルマを停める時に助手席から降りる人のことを考えてガードレールや隣接するクルマとの間を空けて停めてくれる人は運転がうまいと感じるらしい。

 「運転技術じゃないかもしれないですが、気遣いを感じますよね。降りる人はガードレールや隣のクルマにドアをぶつけちゃいけないからスペースが狭すぎると降りる時にほんとにドキドキする。ワンボックスから降りる時に、隙間が狭すぎてずり落ちて……。ドアはガードレールにぶつけるわ、お尻を強打するわでひどい目にったことがあって。それからすごく気になりますね」

 これは気遣いができるかできないかもあると思うが、車両感覚の良し悪しもあるだろう。車両感覚がうまくつかめないから、気遣いをしたくてもできないという人もいるはず。

 最近のクルマはモニター付きのものが多く、運転技術がなくても気遣いスペースはつくりやすくなったので、以前ほどテクニックを要するものではなくなったが、助手席からの乗降のしやすさを考慮して駐車できるというのも、運転上手と思われる要素のひとつであることは間違いなさそうだ。

車間距離のとり方が絶妙

オヤジ復権!? Z世代が「運転うまっ!!」と思う瞬間
あおり運転が問題になっている昨今、あおり運転と勘違いされるような運転をされるとドキドキしてしまうという声も……

 長距離を走った後に運転がうまい人の横に乗ると疲れが少ない、逆に下手な人の横に乗るとぐったりしてしまう。これが運転がうまい人と下手な人を区別する時の大きな判断基準というのは全員一致。特に疲れの原因となるのが車間距離ツメツメ運転。

 「横に乗っていて車間距離ツメツメで思わず足を踏ん張ってしまうようなことが多々あるとクルマを降りた時のぐったり感はハンパないです。こういう人って下手でしょ」

 「あまりに車間距離を空けないんで指摘したことがあったんですが、「俺は運転うまいから大丈夫!」とキレられたことがあります。車間を空けずに走って何かあっても対応できると思っているんですね。自信過剰でかっこ悪い」

 逆のパターンもあり。

 「会社の同僚がものすごい車間距離をとるんです。で、いつも間に割り込まれてヒヤッとする。トロいっていうか、下手でしょ。ということで、その同僚とクルマ移動する時は自分が運転するようにしてます」

 「車間距離のとり方が絶妙な人って運転にゆとりを感じて「うまいなぁ」と思います。横に乗っていて恐怖を感じることがないってのが嬉しい」

 車間距離のとり方は運転のうまさの指針となることは間違いなし。事故は運転がうまいだけでは回避できないことも多々ある。適切な車間距離は事故を回避するうえで絶対に必要と肝に銘じておきたい。

 今回は全員が運転に自信がないという若者ばかりだったので、ありがちなことも多かったものの、共通していたのは「怖さを感じさせない」「疲れを感じさせない」運転がうまいと感じる要素ということ。

 若者たちから「かっこわりー」と思われないためにも安全運転を心がけてほしい。

【画像ギャラリー】運転がうまいと思われたい人、必見!!(10枚)画像ギャラリー

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