■新しいモビリティの出発点になる会社
モネ社はまず、今年度中に地方でのオンデマンド型モビリティサービスに乗り出すという。実はこの地方活性化という分野でも、ソフトバンクがすでに15の自治体と連携協定を結んでおり、目利きとしての冴えを感じさせる。モネ社がこの15の自治体から事業をスタートさせることは、間違いないと見ていいだろう。
その先には、いよいよ自動運転を使ったMaaSの世界がやってくるわけだが、ここではeパレットに加えて、トヨタ、ソフトバンク両社が出資している各国のライドシェアサービスも大きな役割を果たしてくるはずだ。
豊田章男社長はモネ社の設立会見で「(提携先の)ドアを開けると必ず孫さんがいた」と述べたが、ソフトバンクが行ってきた数々の先見的な投資は、モネ社にとっても大きなプラスとなるはずだ。
モネ・テクノロジーズは、日本に新しいモビリティを根付かせる、大きな可能性を秘めた会社なのだ。
〈モノ・テクノロジーズ 基本データ〉
創業年:2018年
所在地:日本
創業者:宮川潤一(初代社長/ソフトバンク副社長)
社名の由来:
「すべての人に安心・快適なモビリティを届けるモビリティネットワークを実現したい」という両社の想いから「Mobility Network」の略称「Monet」を採用。
〈10秒でわかるモネ・テクノロジーズ〉
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長年疎遠だったトヨタとソフトバンクが電撃的な提携を行い誕生
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トヨタのモビリティ技術とそれを利用する事業者をつなぐハブ企業
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今年度中に地方でのオンデマンド型モビリティサービスを開始
●ソフトバンクホームページのモノ・テクノロジーズ紹介ページ
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