■スバルの2019年の新車は終盤にレガシィのフルモデルチェンジ
「毎年1台以上の新型車を発表する」、と中期経営計画で明言しているスバル。
2018年はフォレスター、その前年はXV、2016年にはインプレッサが登場している。モデルサイクルとラインアップに照らしてみると2019年はレガシィのフルモデルチェンジとなる。
しかしスバルの各販売店幹部などに取材してみると、どうも開発は遅れているようで、新型レガシィは2019年終盤の発表、2020年初頭の発売…あたりが現実的なスケジュールとなりそうだ。
タイミングを考えると、2019年10月の東京モーターショーか、11月末のロサンゼルスオートショーあたりで世界初披露となりそう。
■2019年、ホンダの新型はフィット&N-WGNの次期型
2019年のホンダの新型車戦略は近く明らかになりますが、販売店各社はフルモデルチェンジがフィットとN-WGNの後継モデル、マイナーチェンジはフリード、追加グレードはヴェゼルあたりと予想しています。
前半の販売では、2018年の後半に投入したN-VAN、新型のCR-Vとインサイトの新車効果がフルに寄与するので、2019年に投入するニューモデルはいずれも後半の発表、発売になる見込みです。
フィットは本来であれば9月あたりが世代交代の時期となりますが、10月に消費税の増税が実施になることから、10月以降の発表に先送りされる見通しです。派生モデルのシャトル、グレイスは順次2020年中盤のフルモデルチェンジが有力です。さらに、オデッセイも2020年秋の世代交代が予想されます。
■ハスラーが特別仕様車作戦で販売復活へ
スズキのハスラーの売れゆきが回復基調にあります。10月の届出台数は5732台で前年同月に比べて9.6%増と、これまでのマイナスからプラスに転じているのです。
今夏から秋になってタフワイルド、Jスタイルなど2トーンカラーの特別仕様車を設定して発売していて、この成果が表れています。来年秋にも、さらに特別仕様車第4弾を設定し、商品ラインナップを強化する方針で、当分ハスラーはこうした商品戦略で対応するものと思われます。
■次期型タントの投入は2019年秋
ダイハツは2019年終盤、エース車種であるタントのフルモデルチェンジを予定しています。
2019年の10月には消費税が10%に増税され、実施直前には駆け込み需要が発生します。
この時期に新型タントを投入すると新型車効果と駆け込み需要が重なり、受注が集中しますが、納期が遅れれば増税後の販売になるケースも発生し、販売店では混乱が生じる可能性があります。
そうであれば増税実施後のほうが長い目で見た場合販売の上乗せが期待できるとの読みがあります。こうした事態は同じ時期に新型車を発売する各社も同様にあります。
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