忘年会シーズン目前! アルコールチェッカー義務化を前に考えたい!! 前日飲み過ぎたら運転は要注意! ひょっとして「酒気残り運転」!?

■求められるのは高精度なアルコール検知器

警察庁は当初2022年10月からアルコールチェッカーの白ナンバー事業者への義務化を導入する予定だったが、見送られており、その時期も未定のままだ(moonrise@AdobeStock)
警察庁は当初2022年10月からアルコールチェッカーの白ナンバー事業者への義務化を導入する予定だったが、見送られており、その時期も未定のままだ(moonrise@AdobeStock)

 さらにさらに! すでに導入している事業所も少なからずあり。調べてみると、アルコール検知器のスペックを理解していないケース多い。皆さん、アルコール検出センサーの寿命を考えていないようなのだ。

 1万円以下で購入できるアルコール検知器の取扱説明書を読むと、必ず使用可能回数が明記されている。一般的に500~1000回程度。センサーだけの交換はできない。

 事業所で5人がクルマを運転するなら前後で1日10回使う。何と50~100日間で使用限界に達してしまう。ひとりでも1年くらい使ったら寿命がくる。つまり、日本中でクルマを運転する人数分だけ、確実に飲酒しているかどうか判別できる高精度のアルコール検知器が必要になってくるということだ。毎年1000万台といった規模だろうか。もの凄い規模の市場を中国に持って行かれることだろう。

 センサーだけ交換できるタイプのアルコール検知器もあるけれど、業務用で高額。こちらは「ニーズのあるだけの数を揃えられるのか?」となればてんで無理だと思う。

 現時点で義務化の期日は決まってないものの、アルコール検知器の導入はけっこうハードルが高いかもしれない。当局としちゃ認定品を考えている可能性大。認定を行う天下り団体も作れるからおいしい?

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