かゆいところに手が届く装備と言えばこれ!
●マッサージ機能
高級車限定の装備と言ってもいいほど普及率が低い装備だが、心づくしというか、おもてなし感は満点だ。
ただし、ほとんどのクルマは後席に装備されていて、あくまでもゲストに心づくしのサービスを提供するためのもの。
以前は揉む・押すというよりは軽くなでる程度で、マッサージというよりリラクゼーションの意味合いが強い機能だった。しかし最近ではかなりの進化を遂げ、一部グレードを除くレクサスLS600h、500hの後席シートでは、指圧+温熱で体を温めるなどの機能を持たせることでよりマッサージされている感が強くなっている。さらに温熱機能は付いていないものの、運転席にもマッサージ機能を搭載するなど、進化を遂げている。
「といっても、それなりでしょ?」と思いがちだが、一度使ってみると手放せなくなる装備かも。今後、普及していくかは微妙なところだが……。
●ウェルカムランプ
ドアの開閉、キーレスと連動することでライトが点灯して足元を照らすウェルカムランプ。ウェルカムという名前からもおもてなしの心にあふれる装備であることがわかる。英語では「Courtesy(コーテシー)ライト」と呼ばれる。ちなみに、コーテシーとは、丁寧な、心のこもったといった意味だ。
たしかに、夜間の真っ暗な駐車場などでは重宝する。しかし、ディーラーの営業マンに聞いてみたところ、「よくよく考えるといらなかったかも」という声もちらほら聞かれる装備なのだとか。逆に、積極的に付けたいという人の場合は、実用性というよりかっこ良さを求めてというケースが多いらしい。
これに関しては基本は後付けが可能なケースが多いので、熟考して取り付けてもいいのかも。
技あり!! 想像以上に使える心づくし装備
●買い物アシストシート
これは「技あり!!」と「余計なお世話だよなー」と意見が分かれる装備だろう。
ヤリス(一部オプション設定)やアクア(一部オプション設定)に設定されている買い物アシストシートは、落下防止のプレートをシートから引き上げることでブレーキをかけた時などに荷物が床に落下するのを防ぐ装備。プレートには凹凸が付いているため、袋を掛けたり傘を立て掛けたりもできるという、まさに至れり尽くせりの装備だ。
●ナノイーX
最近、かなりの勢いで普及しているのがエアコンの吹き出し口から室内へ放出されるナノイーX。「なんじゃそりゃ、いらんでしょ」と頭ごなしに否定するのは大間違い。これはかなり優秀。
これはパナソニックの独自技術で、OHラジカルという物質を含む微粒子イオンが空気中を浮遊する菌・ウイルス、カビ、PM2.5、花粉、ダニなどを除去してくれるというもの。さらに、繊維の奥にまで入り込んだタバコやペットなどのニオイを脱臭してくれるのだという。
「お父さんのクルマ、おっさん臭い」なんて悲しいことを娘に言われる心配もなくなるのはとにかく嬉しい!! さらに、車内で発生しやすいカビやダニなども除去できるとなれば、小さな子どもを乗せる機会が多い人も安心だ。
基本はメーカーオプションであることが多いが、車種によって異なるものの多くは2万円以下で装備できるので、付けておいて損はない心づくしの装備と言える。
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