■魚介系のおいしい某居酒屋チェーンでしこたま食べたら……
私にも実はかつて、こんなことがありました。7~8年前だと思いますが、共演者の舞台を観に行き、夜遅くなってしまったので家族と食事をするのを諦め、魚介類がおいしい某チェーンの居酒屋さんに「食事」に行きました。
私はお酒を飲めないので若干、お店に対して引け目を感じながら、空腹でしたので料理をたくさん注文したのですが、そのなかに私の好きな「アサリの酒蒸し」も含まれていました。アルコールは飛んでいるはずなので、私も酔いませんでしたし、とてもおいしくいただいたのです。
私はお酒を飲まない代わりに食べる量は学生時代と変わらないため、結構な額のお勘定に驚きながら、お店を後にしました。そして近くの駐車場に停めていたクルマに乗り込み、帰路に付いたのです。ところが、走り始めて数分で警察の大規模なアルコール検査の検問に遭遇しました。
■警察官から「お酒飲みましたね!」と言われ、驚愕!!
その時には何を食べたかなど、意識せずに自信満々に警察官に息を吹きかけました。
すると、その警察官の方の表情が一気に厳しくなり、「お酒を飲んでいますね。こちらに来てください」と言われ、文字どおり驚愕しました。元よりお酒は飲めませんので、あり得ないからです。
あまりに焦って、「私、お酒飲めないので絶対にあり得ません、ウィキペディアで調べてみてください!」などと今思えば訳のわからないことを言ったのを覚えています(笑)。
その時に、ふと、「アサリの酒蒸し」のことを思い出し、「もしかしたら、ついさっき食べた酒蒸しの臭いが残っていたのかもしれません」と申告したら、言い訳と思われ、「そんなので臭うワケがないでしょう!」と若干、警察官に切れ気味で言われ、いよいよ焦りました。
「もしかしたらお酒に弱い人は酒蒸しでアルコールが残ってしまうのかもしれない」と弱気になってしまい、『安東アナ酒気帯び運転』というネットニュースの見出しさえ頭に浮かんできました……。これはレギュラー番組も降板かもしれないと変な覚悟さえしてしまいました。
■再度、アルコール検査器に臨んだが……結果は!?
ドキドキしながら検査器に息を吹き込みます。開き直っていたので? 思いっきり息を吐き出しました。路上での検査でしたので、道行くクルマや人から検査をしているのは丸見えでした。
何人かの人には指を差され、いよいよ(ニュースでの)見出しが現実味を帯びてきました。
さらにはほかの警察官も集まってきて、食い入るように検査器の数値を見ています。
さまざまなプレッシャーのなか、息を吐ききり、いよいよ数字が……。
結果は0.01mgの表示。
その瞬間、集まっていた警察官が「なんだ……」という雰囲気で、全員が、サーッとその場からいなくなりました。え!? これで終わり? 「スミマセンでした」とか「ご協力ありがとうございました」のひと言もなし!? そう思っている私を察知したのか、現場で一番若くてイケメンの警察官の方が、「申し訳ございません。ご面倒をかけました」と言ってくださったのが妙に嬉しかったのを覚えています。
まさに緊張感に包まれた15分間ほどでした。
コメント
コメントの使い方文中に「このバスの運転手さんは道路交通法では取り締まりの対象にはなりません」とありますが、バスの運転手の場合、旅客自動車運送事業運輸規則により、乗務前点呼において呼気からアルコールが検知された場合はその濃度に関わらず乗務は禁止されています。確かに道交法ではありませんが、市の独自の措置による処分であるようにミスリーディングではないでしょうか。