年間18万件!! 知らないと痛い目に遭うかもしれないパンクの「内面修理」と「外面修理」の違い

パンク修理できない箇所もある⁉️

 ちなみに、多くのパンクではトレッド面(地面と接する部分)に穴が空くことがほとんどだが、まれにサイドウォール(タイヤの側面)に損傷を受けることがある。縁石のカドにサイドウォールを擦ったりした場合などがそうだ。

 この場合、どんな小さな穴であっても修理不可。走行中のサイドウォールは変形が大きく、パッチなどを貼っても剥がれるためだ。また、サイドウォールに切れや大きなヒビ割れがあると車検に落ちることもあるので要注意!

 トレッド面に穴が空いた場合も、直径10mm程度までが修理限度。それを超えるようならタイヤ交換となる。

知らないと痛い目に遭うかも!! パンク修理は内面修理にすべきか? 外面修理にすべきか?
サイドウォールの傷の修理は危険。トレッド面であっても、直径10mmを超えるような傷の場合は残念ながら修理は不可なので、タイヤ交換となってしまう

パンクを感じたら安全確認しつつすみやかに停止!

 じつは筆者、かつてアメ車のフルサイズピックアップトラックに乗っていた時期があり、高速道路上で前輪がパンクしたことがある。ハンドルをとられながらもなんとか停止したが、後ろからはクルマがビュンビュン走ってくる。前を見ると料金所が数十m先にあったので、そのままなんとかノロノロ走行し、料金所を出たところでスペアタイヤに交換した。

 ただその時、パンクしたタイヤが妙にフニャフニャしていたのが気になってカーショップへ。タイヤをチェックしてもらうと、重量級のクルマでパンクしたまま走ったため、タイヤ内面は削れたタイヤカスだらけで、タイヤ内部のコードも破損していた。

 外見上はサイドウォールに摩擦跡が見られた程度だったが、「なんか柔らかくなってないか?」と思って本当に良かった。

 自宅に帰って自分で外面修理だけ行ってそのまま高速走行していたら……。「バーストしたでしょうね」とショップスタッフ。おお、危なかった〜!

 特に重量級のクルマに乗っている人は、パンク後の走行は数mでも危険! と声を大にして言いたい。そして、外面修理後はすみやかに内面修理を行うことをお忘れなく!

知らないと痛い目に遭うかも!! パンク修理は内面修理にすべきか? 外面修理にすべきか?
パンクした時は無理して走らず、すみやかにスペアタイヤに交換しよう。そのためにも、スペアタイヤの空気圧は常にチェックしておきたい
【画像ギャラリー】パンクは自分で直すか? プロに頼むか? 白黒つけよう!!(4枚)画像ギャラリー

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