■ジムニー未だ採用のなぞ!! スペースが最大の要因か!?
では逆に、未だに背面スペアタイヤを採用している車種はどんな狙いがあるのかというと、まず大きなところではスペアタイヤを格納するスペースがないということが挙げられる。
ジムニーなどは実際に荷室を見た人であればお分かりになると思うが、あのミニマムなスペースにスペアタイヤを格納するのは間違いなく不可能であり、とはいえ本格オフローダーとしてスペアタイヤをパンク修理キットに置き換えるのも難しい……ということで背面スペアタイヤとなっている。
またランクルのように床下にスペアタイヤを吊り下げるという方式も手段のひとつと言えるが、床下に大きなタイヤをぶら下げるということは最低地上高の確保はもちろん、悪路を走行する際にランプアングルやデパーチャーアングルの悪化にもつながってしまうため、本格オフローダーにおいてはできれば避けたいというのが本音のようだ。
なお、背面スペアタイヤはあくまで「積載物」扱いとなるため、ボディの全長には含まれない。そのため、ジムニーはスペアタイヤブラケットまでが全長ということになり、軽自動車枠内に収めているのである。
そのためスペアタイヤの搭載位置を変更するなどして、背面スペアタイヤを下ろしてしまっても何ら問題はないが、ブラケット自体も外してしまって全長が3cm以上短くなってしまうと記載変更が必要となるので注意が必要。
逆に現行ジムニーなどでシエラ用のブラケットを装着して社外ホイールを背面スペアタイヤとして装着する場合も、厳密に言うと軽自動車枠を超えてしまうため、そのまま乗っていると違法改造となってしまうのだ。
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コメント
コメントの使い方いまはホント道も良くなりパンクも経験しないからスペアタイヤの代わりに使えないパンク修理剤になってるしスペアタイヤあっても交換出来ない人も多いのでは?。
ジムニー&シエラでもデザインで買った人は悪路走らないから背面タイヤ外して乗る人も増えてる。
私は背面タイヤ好きだけどね。
ダイハツの初代ムーヴ・スローパー(車椅子用の福祉車両)も、背面タイヤでした。車椅子用のスロープ設置のためリヤカーゴスペースにスペタイヤを置けなかったため
パンクしたタイヤが泥だらけの時は、車外の方が嬉しいですね。