■かつての名車「コルト」の名が30年ぶりに復活!
最後に取り上げるのは2002年に登場したコルトだ。1962年にコルト600が登場して以来、コルト800、コルト1000、そしてコルトギャランなど三菱伝統の小型車のネーミングが突如として復活。
「Zカー」の名称でかつて提携していたダイムラー・クライスラーとの共同で開発されたコンパクトカーだった。初期型モデルでは、当時のデザイナーであるオリビエ・ブーレイによる通称「ブーレイマスク」が採用されたが、賛否を呼んだこともあってマイチェン時にデザインが変更されている。
三菱のベーシックなコンパクトモデルとして1.3Lと1.5LのNAエンジン車をメインにラインナップは構成していたが、そこは三菱、トルクフルな最高出力154ps/最大トルク21.4kgmの1.5Lターボエンジン、4G15ターボを積んだコルトラリーアートを2004年のマイチェン時に追加設定したのに注目。
このラリーアートはコルトのリア部分を300mm延長して荷室スペースを広げた派生モデル、コルトプラスにも密かに設定されていた。
また、コルトラリーアートにはさらなるスポーツモデルの「バージョンR」(MT車のパワーはマイチェン時に163psとノーマル比9ps向上)も設定されていたのも忘れがたい。比較的地味な印象のコンパクトカーだったが、キラリと光るモデルを設定していたのだ。
ほかにもセダンのディアマンテやエメロード、5ドアHBのエテルナなど個性的なモデルをいくつも放っていた三菱。こちらはまた別の機会に!
【画像ギャラリー】セダンやコンパクトにも印象深いモデルを輩出した三菱! 写真でCHECKだ!!(18枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方異様なほど凝った設計の三菱アイも取り上げて欲しかったなあ
エボと共に、ギャランフォルティスとコルトのラリーアートは、割安で私も羨ましく感じた車でした。
コルトの方はR前提かつFFではあるものの、十分魅力の詰まったホットハッチ。ギャランフォルティスはエボと電子制御やチューニングが大きく違うものの使っている物は同じなので、現代の嗜好に合うバランス感覚だったと思います。5ドア版もありましたし。