自動車評論家の清水草一氏が、冬支度と気分転換を兼ねて、愛車のタイヤをオールシーズンタイヤに履き替えた。このくらいのプチチェンジでも、「カーライフ」はけっこう変わる、変えられる!!!
※本稿は2022年12月のものです
文・写真/清水草一
初出/ベストカー2023年1月26日号
■初のオールシーズンタイヤ装着で愛車を全天候型にリボーン!
クルマを買い替えなくても、タイヤを買い替えるだけで、カーライフをかなり変えることができる。なかでも今どきのオススメは、オールシーズンタイヤだ。
雪国を除けば雪が降る日数は年間数えるほどだが、出先で雪に降られる可能性も含めると、マイカーの行動範囲は「雪」によって意外なほど狭められている。
サマータイヤを流行りのオールシーズンタイヤに替えれば、それだけで愛車を一年中、全天候型戦闘機にリボーンさせられる!
私は愛車のプジョー508でそれを実行した。
ノーマルは超高級スポーツタイヤの「ミシュランパイロットスポーツ4」。そこから同じミシュランのオールシーズンタイヤ「クロスクライメート2」に交換してみた。
さすがにパイロットスポーツ4と比べると、ブロック剛性にはかなりの差があり、当たりもレスポンスも大幅にソフトになった。
スポーツカーへの装着はあまりオススメできないが、実用車ならグリップにこだわる場合を除き、基本的には問題ナシ。
雪道はまだ走ってないけれど、おそらくスタッドレスとの差がわかるかどうか? のレベルだと想像する。
オールシーズンタイヤの特性は、雪道はスタッドレスにほぼ遜色ナシながら、凍結路は「不向き」となっている。
それをわきまえたうえで走れば、おおむね日本中、いつどこへでも行ける。この精神的余裕は大きい。
実際に冬、雪国に行くことがなくても、地元のたまの雪はまったくノー問題。気分は無敵艦隊だ。
ちなみに我がクロスクライメート2の速度記号は「Y」。つまり時速300キロまで出しても大丈夫ということだ。
サマー路面での安心感は絶大。なにしろ時速300キロ出してもいいんだから! そんなに出ないけど!
オールシーズンタイヤは、現在多くのタイヤメーカーが絶賛発売中。銘柄による差はよくわからないので(スマン)、各自好みで選んでネ!
コメント
コメントの使い方なんだか、スタッドレスタイヤを通年を通して履く事を推奨してるような記事だよね笑反対にオールシーズンタイヤを非難してる馬鹿もいるみたいだけど、履いて試してから言った方が良いね。非難してる奴で最新のオールシーズンタイヤを履いてる奴をみたことがない
プロがこんなこと言っているから、オールシーズンタイヤでの事故が増えるんだよね。
確かによく読めばどんな雪道でもオールシーズンで大丈夫とは書いていないけど、雪道はスタッドレスじゃなきゃ絶対だめだよと言わなきゃならないよね。ベストカーだったら。
スタッドレスはドライ路面ではなく雨に弱いという基本を何故書かないのか?履きっぱなしで事故が起きたら誰が責任とるの?
推測でスタッドレスと違いが無さそうって無責任じやないか?
様々な条件で走行テストをしてから書かないと真似する人が立ち往生の引き金になる。
新潟県南魚沼市在住ですが、雪国にはブリザック信者はそんなに多くないです…スタッドレスタイヤの怖さは摩耗とか残り溝よりもゴムの硬さ。日光浴びたり季節の温度変化による経年劣化の方がよっぽど怖い。
本当にテストしたタイヤで雪の上走ってからこのテキスト書いてるのかな?