■エンジンあたりから「ゴト」と揺れる感じがする
エンジンからの「カチャカチャ」というタペット音がするのは、古いクルマだけで、最近のクルマはほぼしなくなっている。
また、Vベルトを使っている古いクルマや一部軽自動車では張りが緩いと「キュルキュルキュル」と鳴くことがあるが、Vリブドベルトが使われるようになってからはほぼなくなっている。
10万km以上走行したクルマは、発進加速やカーブを曲がる荷重移動をする場合に「ガタ」と異音がするケースもある。
これは、エンジンをクルマに取り付け、振動を抑える役割を果たしているエンジンマウントのヘタリが原因。
エンジンマウントはほとんどがゴム製で、エンジン左右前後でFF車が5カ所ほど取り付けられている。硬化したり、切れているとエンジンマウントとしての効果はなくなるので、そうなったら新品交換だ。
サスペンションのブッシュもそうだが、エンジンマウントを新品に交換するだけでもクルマはシャキッとする。
足回りがヘタってきたと感じたら、ブッシュ類、エンジンマウント交換をおススメする。お金がある人はサスペンションも交換するといいだろう。
■久しぶりに運転したら「ブルブル」
長期間(3ヵ月以上)クルマを停めっぱなしで、久しぶりにクルマを動かしたら、「ブルブル」とクルマ全体が震えているような感じがしたら、それはタイヤにフラットスポットができている証拠。
フラットスポットは長期間停めていたため、車重が1点に荷重が集中してしまったためできた歪み。軽い場合は30分ほど走行すると治ることがあるが、この「ブルブル」という異音が収まらない場合、悩むよりもいっそのこと新品タイヤを交換してしまったほうがよい。
■嫌な、室内のビビリ音
最後は、車内からのビビり音だ。走行中、どこからともなく聞こえてきて、「なんか嫌だな~、この音消したい」と思っている人も多いハズ。
このビビリ音はどこから発生しているのか? たいていの場合は、樹脂パーツ同士のガタつきによってビビリ音が発生する。
なかでも特に多いのが、フロントウインドウとダッシュボードの隙間からビビリ音が発生するケース。経年変化で隙間が大きくなって、互いのパーツが擦れてビビリ音が発生するのだ。
解決策はビビリ音やきしみ音を低減するための、ゴム製モールやテープを隙に貼ることによって防ぐことができる。
フロントウインドウとダッシュボードの間には、ビビリ音低減モール(約900円~約1800円)を押し込むと、ギシギシ、ゴトゴトというビビリ音を抑えられる。このほか、ドアや車体との間のきしみ音を防ぐテープもあるので、ビビリ音を消したいなら、試してみることをおススメする。
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