【サニー シルビア ラシーン…】今こそ復活してほしい日産の名門ブランド 6選

■サニー 1966~2004年

写真は1994年のサニールキノクーペ。さまざまなボディバリエーションを持っており、日産を代表する車種だった
写真は1994年のサニールキノクーペ。さまざまなボディバリエーションを持っており、日産を代表する車種だった

 トヨタ カローラとともに日本のモータリゼーションを牽引したジャストサイズのファミリーカーがサニーだ。

 初代が誕生したのは1966年春だった。1981年10月には日産のFF化計画の第2弾として5代目のB11サニーがFF車になっている。これに続く6代目は「トラッドサニー」のニックネームで愛された。

 4ドアセダンが主役だが、ファッショナブルな3ドアのクーペとワゴンのカリフォルニアも多くの人に愛されている。だが、日本では10代目の登場を待つことなく2004年に生産を打ち切った。

 1000万台を超える生産を記録し、37年も売っていたのだから、ティーダは知らなくてもサニーを知っている日本人は多い。

 子供の頃、サニーと一緒に撮った写真をアルバムに保存している人もいるはずだ。愛着という点ではカローラに勝るとも劣らない日本人好みのファミリーカーなのである。

 コンパクトサイズのセダンとワゴンを設定してサニーと名付けて発売すれば、団塊の世代を中心にヒットするのではないか。日産が推し進める安全技術パッケージの「プロパイロット」も、この世代に普及してこそ真価を発揮するはず。

 車格はノートと同格だから、こちらもe-POWERを搭載すれば文句はでないだろう。

 最新のプラットフォームを採用すれば、上質な走りも期待できる。電子制御4WDを採用したワゴンのカリフォルニアも復活させてほしい。

■シルビア 1965~2002年

80年代後半から90年代初頭にかけて、若者から絶大な支持を集めた(今では信じられないが)シルビア。当時大学生でこれに乗っていればモテた…と言われている(事実かどうかは不明)
80年代後半から90年代初頭にかけて、若者から絶大な支持を集めた(今では信じられないが)シルビア。当時大学生でこれに乗っていればモテた…と言われている(事実かどうかは不明)

 鼻先が軽い4気筒エンジンを積んで小気味よい走りを見せたスペシャルティカーがシルビアだ。誕生したのは1965年で、初代モデルは「クリスプカット」と呼ばれた美しいデザインを持ち、フェアレディと兄弟関係にあった。

 多くの人がイメージしているシルビアは5代目のS13だろう。走りの実力だけでなく、デザインもエレガントかつスポーティである。

 研ぎ澄まされたファッション感覚とセンスのよさが受け、今もファンが多い。2ドアクーペだけでなく爽快なコンバーチブルも魅力的だった。

 2002年、7代目のS15を最後にシルビアは姿を消している。が、日産がファンの期待に応えないクルマづくりをしている今、復活を望む声が大きくなってきた。

 現代はスポーツモデルであっても主役はFF車である。だが、操って楽しいのは後輪駆動のFR車だ。

 トヨタの86マツダのロードスターも後輪駆動だから人気がある。シルビアがFRスポークーペとして再登場すればハンドリングにこだわるクルマ好きは飛びつくだろう。ポイントは安さだ。

 20年前の1999年、シルビアは最高級グレードの「スペックR」でも2Lターボデ256万円(6MT)だった。

 安全技術や走行安定性を考えると、そんな簡単な話ではないと重々承知ではあるが、なんとかこのくらいで出してほしい。

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