クルマの車検(自動車検査登録制度)のステッカー(検査標章)の貼り付け位置が、2023(令和5)年7月より変更となる。従来の「前方から見やすい位置」から「前方かつ運転者席から見やすい位置」へと変更することで、無車検運行を防止しようというもの。
「無車検運行」とは、車検が切れた状態のクルマで走行することだが、国土交通省がナンバー読取装置による無車検車両実態調査をしたところ、ナンバーを捕捉したクルマ38万9668台のうち、およそ0.27%にあたる1083台が車検切れの状態で走行していたという(平成28年度調査、札幌市・広島市・松山市・福岡市・那覇市の計5か所の国道で実施)。
では、車検が切れた状態で走行していると、どのようなことが起こるのか。車検ステッカーの貼り付け位置変更を機会に確認したい「無車検車」の実態と恐怖について考えてみよう。
文:吉川賢一
アイキャッチ画像:Adobe Stock_umaruchan4678
写真:Adobe Stock、写真AC、国土交通省
コメント
コメントの使い方車検満了日と自賠責保険の満了日は同じ日にはならない。自賠責は開始日から2年と12時間、3年掛けてもプラス12時間になっている。だから新車登録時でも登録する日に自賠責の開始日を設定すれば36ヶ月で十分。
ステッカーの貼り付け位置を変えただけで無車検が減るとは思えないな。
位置の変更は本当に余計だ。視界の邪魔になるし。