「若者のクルマ離れ」なんて幻想か!?　KINTOアンケートで判明したZ世代のクルマ意識

■やはり「クルマは高額で維持費がかかる」イメージが……

　Q4で「非常に欲しい・やや欲しい」と回答した人に、「Q5.あなたが、現在自分名義の自動車を所有していない理由として、当てはまるものを教えてください」と質問したところ、都内在住のZ世代は「自動車の価格が高いから」が49.2％、「自動車の維持費が高いから」が46.6％、地方在住のZ世代は「自動車の価格が高いから」が34.5％、「自動車の維持費が高いから」が33.3％という回答に。これも都内と地方とでやや意識が違うことが判明した。

　そして「Q7.あなたは、将来的に自身の自動車を欲しいと思いますか」と質問したところ、都内在住のZ世代は「とても思う」が35.1％、「やや思う」が31.5％、地方在住のZ世代は「とても思う」が52.7％、「やや思う」が30.6％という結果。自身の自動車をいつか持ちたいと考えるZ世代は都内では約7割、地方では約8割と意向が高いことが明らかに。

　続いて、Q7で将来的に自身の自動車を欲しいと回答した人に、「Q8.自動車を保有するとしたら、どのような持ち方を検討したいと思いますか」と質問したところ、都内在住のZ世代は「現金一括購入」が45.9％、「ローン（残価設定型）」が30.9％と昨年比で減少する一方、「サブスクリプション」が11.4％、「カーリース」が9.5％と昨年比で約3ポイントの増加となっている。

　また、地方在住のZ世代は「現金一括購入」が44.7％と昨年比で7ポイント近く下げた一方、「サブスクリプション」が7.6％と昨年比で約3ポイントの増加に。

■サブスクは都内のZ世代に響く!?

　クルマでの移動が当たり前である地方では自分名義のクルマが欲しいというZ世代は少なくないようだ。とはいえ、クルマや運転に興味を持つのは地方在住のみというわけではなく、公共交通機関での移動が主流である都内在住のZ世代であっても過半数が興味を示す結果に。

　駐車場代・維持費などが高くなる今、サブスクリプションやカーリースなどの新しい所有形態が出現し、従来のクルマの所有形態にこだわりを持たない傾向がZ世代にはみられることが顕著となった。