知らず知らずのうちにクルマも疲れがたまる 「季節の変わり目にやるべきカーメンテ」

■軽視しがちなクーラント液

クーラント液を見て、汚れがないか、減っていないか、チェックしよう。まずレベルゲージを見ることが大事(nikkytok@Adobe Stock)
クーラント液を見て、汚れがないか、減っていないか、チェックしよう。まずレベルゲージを見ることが大事(nikkytok@Adobe Stock)

 性能向上が著しい近年のクルマはオーバーヒートを起こしにくくなっており、統計的にも減ってきている。また、LLC(ロングライフクーラント)よりも寿命が長い長寿命なスーパーLLCの普及によって冷却水もメンテナンスフリー化しつつある。 

 とはいえ、乗りっぱなしで、必要最低限の日常メンテすら怠っていたとしたら、この限りではない。交換の目安としてLLC は2~3年での交換が推奨されている。

 スーパーLLCの場合は、新車で走行距離16万kmまたは7年、2回目以降は8万kmまたは4年と長めになっている。

 寒い冬の時期、よく起こるのが冷却水が少ないことによって起こる、暖房の不調。もし暖房が効かない、効きにくい状態だったら、冷却水が漏れていないか、診てもらったほうがいい。

 冷却水の点検はタンク側面には上限と下限を示すラインが表示されているので、その間に液面があればいい。

 ただし、水温に応じて液面が変化するため、点検はエンジンが冷えているときに行うのが原則で、補充するときは市販の「LLC補充液」を利用する必要がある。

 また、点検時は劣化や水漏れの有無にも気を配る必要がある。LLCはワインのような透明な赤もしくは青や緑色で、もしもサビ色に変色していたら劣化している証拠で要交換。

次ページは : ■基本中の基本、季節の変わり目にはエンジンオイルをチェック

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