■基本中の基本、季節の変わり目にはエンジンオイルをチェック
冬の終わりには、クルマに対してお疲れ様という気持ちを込めてエンジンオイルの量が適切や劣化していないかチェックを行いたい。
以前は寒い冬に柔らかいエンジンオイル、暑い夏に硬いエンジンオイルと、粘度の違うエンジンオイルを交換していたが、いまでは幅広い環境温度範囲をカバーするマルチグレードのエンジンオイルが普及しているため、1年を通じて同じ粘度のエンジンオイルを使っても問題ない。
さて、レベルゲージを引き抜いたなら、先端に付着しているオイルをウエスできれいに拭き取っていったん元に戻す。そして、再び引き抜いたときゲージ先端に付着したオイルで判定する。
ゲージ先端には上下2本の線溝があり上が「Hiレベル」、下が「Lowレベル」を意味していて、このHとLの間にオイルが付着してればオイル量はOK! Lレベル近辺まで減少していたときはHレベルまで補充しておきたい。
また、劣化の判定は素人が目視したところで正確な判断などくだせない。エンジンオイルには洗浄効果もあり、交換直後なのに汚れを取り込んで真っ黒ということも珍しくないからだ。
このため、あくまで目安となるが、レベルゲージに付着したオイルをきれいなウエスに1滴たらして、汚れの広がり方を確認してみたい。中心に汚れが凝縮され、その周囲に透明感のあるオイルが広がるようならまだ大丈夫。全体に真っ黒なオイルが広がるようなら劣化している可能性大。
このほかにも冬用の濃度の濃いウオッシャー液をそのまま使っていないか、ブレーキの点検など、異常はないか面倒くさいと思わずに点検したい。
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