ハイブリッドは走りは置いといて「燃費」のために全振りのアイテムであった。しかし最近のトヨタはハイブリッドでも燃費より動力性能や走る楽しさを重視しているように感じられるが、その理由は何だろうか?
※本稿は2023年2月のものです
文/鈴木直也、写真/TOYOTA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年3月10日号
■HVに新たな魅力を加える!
本来ハイブリッドは燃費効率を高めるための技術。これに関しては、1997年の初代プリウスから四半世紀を経て、ほぼ完成の域に達したと言っていい。しかし、あまりにハイブリッドが普及しすぎたためか、新鮮味がなくなったのは否定できない。
燃費がいいのはもはや当たり前、それにプラスするハイブリッドの新しい魅力って何だ? と模索するなかで、まず生まれたのがRAV4 PHEV。そしてそのパワートレーンを移植したプリウスPHEVといった、伝統のTHSのパワーアップバージョン。
また、まったく新しいパラレルハイブリッドとして、クラウンのデュアルブーストハイブリッドや、北米タンドラのi-FORCE MAXも登場。BEVへの対抗意識もあって、トヨタはハイブリッドに新たな魅力を加えるべく奮闘中ということでしょう。
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