うおおカッコいい! 絶賛開催中の中国・上海自動車ショーで、日産がパスファインダーの中国向けコンセプトモデルを発表した。セレナにも通じるLED付きのVモーショングリルをおごったフロントマスクがいいじゃないか! 早速詳細をお伝えしよう!
文/ベストカーWeb編集部、写真/日産自動車
■一瞬ニューモデルとも思える斬新なたたずまい!
かつて日産には「テラノ」というクロカン4WDがあり、その輸出仕様は「パスファインダー」と呼ばれた。しかし2002年にテラノが生産を終えるとパスファインダーは海外専用のSUVとなり、以来北米市場を中心に根強い人気を誇ってきた。
今回登場した中国向けパスファインダー コンセプトも、この系譜に連なるものだ。日産からの公式なアナウンスはないが、2021年に北米で発表された5代目パスファインダーがベースで、インフィニティのQX60とも兄弟関係にある7人乗り3列シートSUVと想定される。
とはいえ中国向けパスファインダーは、一瞬ニューモデルと思えるほどの新鮮味にあふれている。エクステリアのハイライトはなんといってもイルミネーションを組み合わせたフロントのVモーショングリル。セレナにも通じる顔付きだが、最上部にある薄手のLEDヘッドランプが精悍さをアピールしている。
いっぽうリアに回り込むと、左右を貫くLEDテールランプも北米仕様とは大きく異なる点。アリアやサクラにも似た意匠だけに一種「EV?」とも思えてしまうが、今のところ電動化という情報はないようだ。
ボディサイズについてもアナウンスはないが、北米仕様が全長502cm×全幅198cm×全高180cmだからサイズ感はイメージできる。ランドクルーザー300と同寸とみればいいだろう。
日産はこの中国仕様について、「中国のモダンな美的感覚と日産らしさを融合した」と述べているが、それが実感できるのがインテリア。タフな雰囲気の北米仕様とは打って変わって繊細さときらびやかさが強調されており、エアコン吹き出し口やステアリングスポーク、センターコンソールなどにあしらわれた金色が豪華さを強調している。
インフォテインメント系も進化しているようだ。センターコンソール上のディスプレイは大型化し、タッチスクリーンに変更されているようだし、インストルメントパネルの液晶も表示系が一新されている。
パワートレインだが、北米仕様は3.5Lの直噴V6エンジンに9速ATを組み合わせている。今のところ日産はこのクラスの電動化ソリューションを持ち合わせていないので、おそらくは同じユニットを共用するのではなかろうか。自慢の4WDシステムはエクストレイルでも定評あるインテリジェント4×4で、7つの走行モードが設定できる。
今のところ「コンセプト」と銘打っているこの中国向けパスファインダー、感触としては「売る気満々」のように見える。フラッグシップSUVはマーケットのけん引役にもなるだけに、市販化のニュースを楽しみに待ちたい!
【画像ギャラリー】中国向けパスファインダー コンセプトを北米仕様と比べてみた!(14枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方「センターコンソール上のディスプレイは大型化し、タッチスクリーンに変更されているようだ」
北米仕様も9inchのタッチスクリーンです
訂正した方がいいですよ
このフロントデザインはよく見える。セレナが中途半端で失敗だった。これくらい思い切りよくないと。