■デジタルインナーミラーの普及も後押しに
新型プリウスがリアワイパーを外すことができた理由としては、デジタルインナーミラーの採用も大きかっただろう。
新型プリウスは、録画機能付デジタルインナーミラーをメーカーオプション(税込89,100円)で設定している。リアカメラの場所は、リアのトヨタエンブレムの下、PRIUSUロゴの「R」の上側だ。
このエリアは走行によって汚れが付きやすい場所だが、その対策として、ウォッシャー液をカメラのレンズに向かって噴霧する「カメラ洗浄機能」を備えている(Z、G標準、Uはオプションで設定)。
リアガラスに水滴や汚れが付着しても、デジタルインナーミラーがあれば視界を確保することができる。リアウィンドウの上下幅が狭く、後方視界がいいとはいえない新型プリウスにとっては、なおのこと便利なアイテムだ。費用はちょっと必要だが、先進テクノロジーによってこれまでの常識を変えることができたのだ。
■今後はほかのモデルでも廃止されるのでは?
筆者はこれまで、リアワイパーのないプリメーラ、スカイラインとセダンを乗り継いできたが、ゲリラ豪雨に遭遇したとき、後方視界が悪く恐怖を感じたことがある。また、黄砂や花粉などがガラスにのったまま走り出してしまい、走行中に困ったこともあった。
これらの経験から、筆者としては、リアワイパーはあってほしいと思う装備なのだが、リアワイパーについては使わないという人も多いという。燃費改善に効果的であることと、デジタルインナーミラーも普及してきていることを考えれば、今後はほかのモデルでもリアワイパーは廃止されていくかもしれない。
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コメント
コメントの使い方デジタルインナーミラーだからこそワイパー必要なんだけど
水滴飛ばさないと滲んで見えない
私は結構リヤワイパーを使うので、付いていない車種は購入の候補から外れますね。
オプションで付けられるなら良いんですが。
ワイパーの有無ぐらいでそこまで燃費に影響するだろうか?
レーシングカーみたいにスピードを出すわけでもあるまいし