全国的には無名でもご近所ではそこそこ有名……。そんな、今でいう“映えない”んじゃないか? ってなスポットに、稀代のコラムニスト、カーツ佐藤が無理矢理スポットライトを当ててまいります……今回は寅さんでおなじみ葛飾柴又の「にがおえコインランドリー」をご覧いただきます。
※本稿は2023年3月のものです
文/カーツさとう、写真/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年4月26日号
■何の変哲もないコインランドリーだが……
5年ほど前。仕事で葛飾は柴又の街を歩いている時、偶然見つけちまった場所がある。それがこの『にがおえコインランドリー』だ!!
簡単にどういう所なのか説明しますと、その名のとおり、店内に似顔絵が貼ってあるコインランドリー。これだけ聞くと、「あっそ」ってなもんかもしれませんが、その似顔絵の数たるやハンパじゃないんですよ。
コインランドリーの店内の壁全面を律儀なまでに埋めつくすようにビィ~ッチリと貼りまくってある。もうなんだか耳なし芳一の体に書かれたお経の如くビッシリと貼ってある!
その数、200枚は優にあると思うんですが、そのすべてが妙に上手な写実的な似顔絵でしてね。それだけの数の写実的な似顔絵があるってことは、その倍の数の目があるってことですよ。
仮に200枚あるとすると、その瞳の数は400。ちょっと薄暗いコインランドリーの中心にいると、その400の写実的な瞳が、自分をジ~ッと見つめてるような気分にすらなってくる!
コメント
コメントの使い方ゴーンが日産を破壊したも同然だ!
絶対に捕まえ懲役刑にしなければならない!