■走りも内装も、コンパクトの枠を超えた感がある人気者/日産 ノート
ルノーが開発を担当したプラットフォームということもあり、日本車とひと味違うボディのしっかり感を持つ。走り出した瞬間からいい意味で「あれ?」と思うことだろう。
先代から改良を受けたe-POWERもアクセル開けた直後のレスポンス&パワーともに一段と向上しており、街中でのキビキビ感は競合車と比べ優位。
実燃費ではアクアに届かないものの、ノートだって充分に納得できるレベル。また、オーラは一段とe-POWERのよさを追究したドライバビリティだ。
■装備&コスパの評価
ハイブリッドのe-POWER専用車で、先代と違って安価なノーマルエンジンを選べない。今は納期の遅れを抑えるため、価格の安いSの販売も停止している。
Xの価格は約225万円で、高価格ではないがオプション設定も多い。複数のオプションを加えると、総額が充実装備のノートオーラに近づく。両車を比べて判断したいところ。価格のわりに内外装は上質だ。
●いいところ
・ドライバビリティがいい(国沢)
・内装が上質で走りも滑らか(渡辺)
●イマイチなところ
・高速燃費がイマイチ。残念!(国沢)
・安価なノーマルエンジンがない(渡辺)
●日産 ノートX・2WD主要諸元
・全長×全幅×全高:4045×1695×1520mm
・車重:1220kg
・最小回転半径:4.9m
・パワーユニット:1.2L、直3(82ps、10.5kgm)+モーター(116ps、28.6kgm)
・燃費:28.4km/L
・価格:221万1000円
■室内の快適性自慢のコンパクト。昨秋、RSも追加!/ホンダ フィット
乗るとバランスのいいクルマである。1500ccエンジンはスポーティでこそないけれど、低回転域から実用的なトルクを出すため、流れに乗って走っていれば静かで低燃費。ハンドリングも「すげえ!」と驚くような味付けじゃないが、質実剛健で疲れない。
残念なのはRSで6速MTを選べなくなったこと。加えてエンジンパワーだって同じ。ワクワクするクルマ作りは狙っていないようだ。これを中途半端と考えるか、実用的だと考えるかで評価決まると思う。私的には少しばかり物足りない。ホンダ車って、もっと熱さを感じたいです。
■装備&コスパの評価
全長を4m前後に抑えた視界のいいボディは、混雑した街中でも運転しやすい。それでいて室内が広いのがホンダらしさ。全高を立体駐車場が使いやすい数値に抑えた5ナンバー車のなかでは、後席が最も快適だ。
燃料タンクを前席の下に搭載している効果で、荷室のアレンジも多彩だ。機能と価格のバランスで、e:HEVホームは抜群に買い得なグレード。
●いいところ
・全体的なバランスのよさ(国沢)
・後席が広く荷室の機能も多彩(渡辺)
●イマイチなところ
・個性の薄さ。物足りない部分(国沢)
・内外装は好みが分かれる(渡辺)
●ホンダ フィットe:HEVホーム・2WD主要諸元
・全長×全幅×全高:3995×1695×1540mm
・車重:1190kg
・最小回転半径:4.9m
・パワーユニット:1.5L、直4(106ps、13.0kgm)+モーター(123ps、25.8kgm)
・燃費:29.0km/L
・価格:217万5800円
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