■マイナーチェンジでe-POWERが第二世代となり、4WDも追加/日産 キックス
全幅1760mmということもあって、取り回しやすくまとまっているキックス。当初、FFモデルしか存在しなかったことがウイークポイントだったが、めでたく4WDも追加になった。その4WDはセンターコンソールまわりが改められ、オシャレなインテリアがさらに質感アップ。
走りもまた4WD化したことで、減速時にリア回生ブレーキが働き、フラットさが際立っているところがマルだ。また、改めたリアサスはしなやかさが加わって、上質感が増している。
■装備&コスパの評価
日産はe-POWERを重視しており、キックスもノートと同じくノーマルエンジン設定がない。タイ製輸入車だからということでもないが、グレードもXとその派生タイプに限定。価格は一番安価なXの標準タイプでも約280万円と高めだ。
全長は4290mmに収まるが、荷室長は比較的長く、後席も広め。e-POWERの余裕のある加速に魅力を感じるなら選ぶ価値がある。
●いいところ
・追加された4WDモデルがいい(橋本)
・コンパクトでも荷室が広い(渡辺)
●イマイチなところ
・燃費が期待したほどではない(橋本)
・安価なグレード設定がない(渡辺)
●日産 キックスX・2WD主要諸元
・全長×全幅×全高:4290×1760×1605mm
・車重:1360kg
・最小回転半径:5.1m
・パワーユニット:1.2L、直3(82ps、10.5kgm)+モーター(136ps、28.6kgm)
・燃費:23.0km/L
・価格:279万8400円
■フィットベースとは思えない質感の、超絶人気SUV/ホンダ ヴェゼル
クラスナンバーワンのリアの居住性、豊富なシートアレンジがありつつ、さらに走りの質感まで高くまとめられているところがヴェゼルのよさだ。しなやかに動き、乗り心地もよく、ワインディングもしっかりとこなす絶妙さは好感触!
リニアに反応を示す2モーターハイブリッドのe:HEVの仕上がりも満足できる。現状、納期が長いところが欠点と言えば欠点か!?
■装備&コスパの評価
全長は4330mmに収まり、外観が水平基調だから視界もいい。混雑した街中でも運転しやすい。また、空間効率に優れ、後席の足元空間は、前後長についてはハリアーと同等、大人4名が快適に移動できる。
後席を使った時の荷室長は短いが、後席の座面を持ち上げると、後席側のドアから背の高い荷物も積める機能性を持つ。e:HEV Zの価格は高めながら充実装備で買い得感アリ!
●いいところ
・走りの質感と広さが二重丸(橋本)
・内装が上質で後席も広い(渡辺)
●イマイチなところ
・納期長くモデューロも作れず(橋本)
・後席使用時は荷室長が短くなる(渡辺)
●ホンダ ヴェゼルe:HEV Z・2WD主要諸元
・全長×全幅×全高:4330×1790×1590mm
・車重:1380kg
・最小回転半径:5.5m
・パワーユニット:1.5L、直4(106ps、13.0kgm)+モーター(131ps、25.8kgm)
・燃費:24.8km/L
・価格:289万8500円
■そんなアナタにはこのクルマが最適解
・トヨタ ヤリスクロス:扱いやすさと存在感あるデザインを重視してSUVを選ぶなら
・トヨタ カローラクロス:コスパのいいハイブリッドで、大きすぎないサイズを求めるなら
・日産 キックス:e-POWER特有の余裕ある加速&ほどよいサイズ感を味わうなら
・ホンダ ヴェゼル:走りの質感、居住性などトータルバランスのいい小さめSUVなら
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