日本のステーションワゴンにはスバルのレヴォーグがあるじゃないか!
二刀流のステーションワゴンは何も輸入車に限った話ではなく、日本にも走りと実用性を兼備したモデルは存在する。それは、2020年10月に発表された2代目のレヴォーグだ。
レヴォーグは“より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に”というスバルのDNAを継承したうえで最新技術を結集し、先進安全・スポーティ・ワゴン価値の3つのテーマを進化させたパフォーマンスワゴン。
先進安全の面では、360度センシングを実現して安全性を進化させた新世代アイサイトを全車に標準装備。
走りも新開発となる1.8リッター直噴ターボのDITエンジンやスバルグローバルプラットフォームとフルインナーフレーム構造の採用によって質感を向上させている。
また、スバルのデザインフィロソフィーであるDynamic×Solidを深化させた新デザインコンセプトのBOLDERをスバルの量産車で初採用。走りと見た目の両面においてスポーティさが大胆に表現されている。
快適性や積載性を実現するワゴン機能やインテリアに磨きがかけられたことも2代目のトピックで、大型センターインフォメーションディスプレイやアイサイトX搭載グレードに採用のフル液晶メーターで構成された先進的なデジタルコックピットは運転に必要な情報の認知から操作をよりスマートにサポート。
もちろん、ステーションワゴンならではの荷室の広さも大きな特徴で561リッター(カーゴフロアボード上部:492リッター、サブトランク:69リッター)という大容量を確保するとともに、広い開口部も実現している。
2023年1月にはSTIのパフォーマンスパーツをはじめとする特別装備を採用し専用チューニングすることで操安性の向上と上質な乗り味を実現した、500台限定の特別仕様車であるSTI Sport♯を発表。
残念ながら即日完売となってしまったが、スポーツカーをも凌駕するその走りは二刀流以外の何ものでもない。
マツダのCX-60は男心をくすぐる国産乗用車唯一のストレート6の走りが最高!
新世代ラージ商品群第1弾として2022年9月に登場した2列シートミッドサイズのCX-60も二刀流にふさわしい一台ではないだろうか?
大容量バッテリーの床下配置をはじめ、重量物を徹底的に重心に近づけるレイアウトを採用して軽快な運動性能を実現したCX-60。なかでも注目は、先行発売となった直列6気筒ディーゼルエンジンを採用したハイブリッドモデルだ。
予約受注期間に申し込みがあったユーザーの4割以上が選択した直6ディーゼルエンジンと電動化技術M HYBRID BOOSTを組み合わせた“e-SKYACTIV D”は、アクセルを踏み込んだ瞬間から感じられる人馬一体の走りと燃費性能向上を両立。
また、このシステムのパフォーマンスを存分に発揮させるべく、ダイレクト感と伝達効率に優れる新開発のトルコンレス8速ATを組み合わせることで、ドライバーの気持ちの変化にも小気味良く反応する走りを披露してくれる。
そんな走りの良さもさることながら、CX-60では上質な乗り心地も徹底追求されており、クッションバネやバックサスペンションが進化したシートは骨盤をしっかりと支えることで脊椎の可動域を確保。
コーナーで発生する横Gに対してバランスをとろうとする人の反射的な動きを容易とする構造も取り入れられており、身体とのフィット性も抜群だ。
加えて、CX-60ならではのユニークな機能として特筆すべき点は自動ドライビングポジションガイドの採用。
ドライバーの目の位置を検出するカメラとドライバーの身長入力よりドライバーの体格を推定し、マツダが考える最適なドライビングポジションを提供してくれるのだ。
それでいて、車両本体価格は299万2000円(2WDの2.5リッターガソリンエンジン車)からとリーズナブルなのだから注目を集めるのも無理はない。
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