ここまで進化しているとは!! トヨタ純正のインナーミラー内蔵型ドラレコを実体験!

■ヤリスの純正メーカーオプション、ドラレコ搭載のインナーミラーが人気

ヤリスの純正メーカーオプションのドラレコ付き自動防眩ミラー。上が防眩なし、下は裏側のセンサーにテープを貼って夜の同じ状態にしてどれくらい暗くなるのか試してみた
ヤリスの純正メーカーオプションのドラレコ付き自動防眩ミラー。上が防眩なし、下は裏側のセンサーにテープを貼って夜の同じ状態にしてどれくらい暗くなるのか試してみた

 こうしたなか、2022年7月にトヨタが新型ヤリス(ヤリスクロスにも設定)に自動防眩インナーミラーにドラレコを搭載し、全グレードにメーカーオプションとして設定した(ベストカーWebでも2022年7月27日既報)。 

自動防眩インナーミラー。光の量に応じてジェルにかける電圧を変え、ミラーの光透過率を6〜90%内で調整することで、明るさを調節している
自動防眩インナーミラー。光の量に応じてジェルにかける電圧を変え、ミラーの光透過率を6〜90%内で調整することで、明るさを調節している

 さらに2022年11月には新型アクアにも同様に全車に設定されており、将来ドラレコが標準装備品として定着する可能性をトヨタが示唆したとも思える。価格は、両モデルとも5万3900円(税込)だ。

 このドラレコ付きインナーミラーの装着率はなんと3割を超えるという人気だという。その理由を探るために、このミラーを納入しているアメリカのサプライヤーであるジェンテックスの日本事務所を尋ねてみた。

ジェンテックス製自動防眩ミラーの反射率と後続車のヘッドライトの輝度のグラフ
ジェンテックス製自動防眩ミラーの反射率と後続車のヘッドライトの輝度のグラフ

 ジェンテックス・ジャパンの松田さんによると、購入者の声としてはまず「後付け製品と違って見栄えが良い」というのが一番の好評点だという。

 後付け製品の多くは、元のミラーにベルトで結えつけるタイプで見栄えがあまりよろしくないが、ドラレコ付きインナーミラーの前方用カメラはウインドシールド部に一体化されており全く見えない。

 メーカーオプションなので、ADAS用のカメラやETCのアンテナと干渉する心配もないのでその点も安心だ。

 リア用カメラも、ルーフリップ直下に自然に組み込まれていて、すっきりした外観が保たれている。後付け製品では、リアカメラの配線は内装トリムを剥がしてリレーを這わすので、手間もかかるし、他の配線との干渉など心配なところでもある。

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