ハイブリッド化や安全装備、先進運転支援装備などの充実によって、以前と比べてずいぶん高くなった、クルマの価格。もはや新車で買うことなどできない、と考える人も少なくないのではないだろうか。
しかしなかには、なぜこれだけのクルマがこの価格で買えるのかと疑問に思うほど、お得なモデルもある。冷静に考えるとこの値段で買えるのはおかしい…と思ってしまうクルマを3つ、ご紹介しよう。
文:立花義人、エムスリープロダクション
写真:SUZUKI、SUBARU、TOYOTA、ベストカー編集部
実用的で走りも楽しめるホットハッチ、スズキ「スイフトスポーツ」
爽快な走りが楽しめるコンパクトハッチバックモデルである、スズキ「スイフトスポーツ」(以下スイスポ)。軽量・高剛性のプラットフォームはアンダーボディを骨格構造とし、サスペンション部品も骨格の一部として利用するなど、合理的かつシンプルな形状とすることにより補強部品を削減。ボディ剛性を向上させながら、970kg(6速MTモデル)という軽量さによって、俊敏な走りを実現させている。
搭載されるエンジンは1.4L 直噴ガソリンターボで、最高出力は103kW(140PS)/5,500rpm、最大トルクは230Nm(23.4kgm)/2,500-3,500rpmというスペック。低回転から力強いトルクを発揮しながら、伸びやかで力強いパワーがあり、あらゆる速度域での楽しさを実感できる。
クロスレシオ化された6速MTは、カチッと決まる操作感を実現し、操作荷重や剛性のチューニングまで施され、ダイレクト感のあるスポーティなシフトフィールが楽しめる。また路面を確実に捉えるフロントマクファーソンストラットサス、粘り強いスタビリティをもたらすリアトーションビームサス、モンロー社製ショックアブソーバー、高い制動性能を提供する16インチのブレーキシステムなど、走りにこだわったメカニズムが満載だ。
ここまで走りにこだわった仕様でありながら価格は202万8400円〜(2WD・6速MT)とかなりお得な価格設定で、先進安全運転支援システムが非装着のモデルなら188万5400円で購入可能。もちろんベースとなっているのは使いやすい後席ドアを備えたスイフトなので、普段使いもしっかり対応できる。実用的で走りも楽しめるホットハッチがこんな価格で買えるのはスイスポだけだ。
コメント
コメントの使い方この時代LEDヘッドライトが必須でこれを選択できるのは最上級グレードの2WDで約300万はコスパ悪すぎ。それなら少し加算して同じボディのクロストレックを選択。インプレッサの立ち位置が価格帯を含めて全く理解できない。フルモデルチェンジで更に後方視界も狭まり、アイサイトの進化を帳消し。インプレッサはあくまでクロストレックのベースでお買い得モデルには遠過ぎます。
この三台は納得。スイスポはスペックに対する価格ならどの車にも負けない、弄る素体として素晴らしい車
激戦区SUVでトヨタしか出来ないだろう低価格のカロクロ、そして何と言っても現行インプレッサです
正直先代は安いものの軽さが軽快さではなくチープさに捉えられていた。それが動的質感を得て活発さなどのプラスに感じられるようになりました
タイヤバランスや外見が気に入れば超お勧め。A型はFFの方が出来が良いです
トヨタにはかなわないかもしれないけど、性能や車格に対してならフォレスターもかなりお買い得ですよね。