冷静に考えるとこの値段で買えるのはおかしい…と思ってしまうクルマ

先進安全装備と高いパッケージ性能、4WDならば走りも自慢!! スバル「インプレッサ」

 2023年4月に、6代目へとフルモデルチェンジしたスバルの新型「インプレッサ」も、お得感あるモデルだ。インプレッサは、スバルが力を入れている先進安全装備や高いパッケージ性能などが特徴で、4WDモデルであれば、オフロードでの安定した走りも自慢。日常使いからアクティブなレジャー、ロングドライブなど幅広くカーライフをサポートできる懐の深いモデルだ。

 新型では、先代モデルで展開されていたセダンが廃止され5ドアハッチバックモデルのみの設定となり、躍動的でスポーティなエクステリアデザインは、モダンな仕上がりながら印象的な力強さも感じさせ、スバルならではの機能性と先進性が表現されている。

 アイサイトは、ステレオカメラに加えて超広角の単眼カメラを備えた「3つの目」を使用したシステムで、プリクラッシュブレーキやAT誤発進抑制制御、全車速追従機能付クルーズコントロール、後退時ブレーキアシストなどが全車標準装備となる。

 最新の安全性能とあらゆる路面で走りを楽しめるパワートレイン、実用的なハッチバックのパッケージングで229万9000円(ST・FF)はかなりお得。ハイブリッドのe-BOXERやさらに充実した安全性能、11.6インチインフォテインメントシステム、電子制御AWDを搭載した中間グレードのST-G以上がオススメだが、それでも300万3000円とお得感は高い。

新型インプレッサ。乗り心地や静粛性を含めた快適性は先代モデルから大きく進化した
新型インプレッサ。乗り心地や静粛性を含めた快適性は先代モデルから大きく進化した

ファミリーカーには最適!! トヨタ「カローラクロス」

 カローラシリーズ初のSUVモデルとして2021年9月に発売された大ヒットモデル、トヨタ「カローラクロス」。C-HRとRAV4の中間ぐらいのボディサイズで、ファミリーカーとしても十分なサイズながら、都市部でも扱いやすいサイズで、バランスのいいモデルだ。

 デザインも、都会的で洗練された印象がありつつ、SUVならではの力強さもしっかり感じさせてくれる。インテリアは高級感のある雰囲気ではないもののファミリーカーとしては十分で、開放的でカジュアルなところは嫌みがない。

 ラゲッジ容量は後席使用時でも487Lとたっぷりあり、ゴルフバッグを4個積載することが可能。リアシートを倒すと最大1,885mmの奥行きを確保することができ、オプションのラゲージアクティブボックスを備えるとフラットなスペースが生まれ、車中泊などにも使える。

 Bi-Beam LEDヘッドランプやトヨタ・セーフティ・センス、電動パーキングブレーキなど現代的な装備は一通り全車標準装備なので、シンプルな内装でも気にならないユーザーは下位グレードでも全く不満はないはず。価格はエントリーグレードのG X(2WD)で199万9000円。ファミリーカーとして使えるSUVで200万円を切るのは破格だ。

ファミリーカーとしても十分な居住性を持つカローラクロス。SUVとしての使い勝手も文句なしである。これで200万円切りはお買い得だ
ファミリーカーとしても十分な居住性を持つカローラクロス。SUVとしての使い勝手も文句なしである。これで200万円切りはお買い得だ

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 昨今は、原材料や各コストの高騰によって、どのクルマも、マイナーチェンジや改良版登場のタイミングで価格改定をし、値上がりしている。今後もさらに値上がりする可能性はあるので、自分が欲しいと思う仕様や車格が決まっているのならば、早めに検討を始めるのがいいだろう。

 高価なハイブリッドでなくても、いまのクルマは燃費がいいので、そのあたりもしっかり考慮しつつ、自身のカーライフにおいて、もっともコスパの良いモデルを探してみてほしい。

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