■投入直後のモデルで従来型とほぼ同タイムを叩き出した!
従来のEJ20ターボの印象が鮮烈すぎて「えっ! 競技用にFA24ターボですか?」と思っている方も少なからずいるはずだ。確かに2LのEJ20ターボ最終市販車のスペックは最高出力308ps/最大トルク43.0kgmと強力であり、FA24ターボは2.4Lと排気量アップしたにもかかわらず、その最高出力は275ps/最大トルク38.2kgmとかなり控えめだ。
ところが、まだまだ6月9日からの全日本ラリー第5戦丹後に向けて開発が進められていくなかで、すでに現段階で先代VAB型WRX STIベースマシンとほぼ同タイムで駆け抜けるポテンシャルを発揮しているのが今回のニューマシンなのだという。
実際に今回のニューマシンをドライブした新井選手と鎌田選手のふたりともそのポテンシャルを高く評価していることからも、FA24ターボは伝説のEJ20ターボに挑戦する資格をすでに持っているという証だったのではないだろうか?
ちなみにふたりが乗るマシンはボディとパワートレーン、そしてロールケージまでは同じだが、あとはまったく違うパーツを採用している。新井選手のマシンはタイヤがヨコハマ、ブレーキがエンドレス、シートがRECARO、ショックがカヤバ。一方、鎌田選手のマシンはタイヤがダンロップ、ブレーキがアドビックス、シートがBRIDE、ショックがTEINといったように各パーツでライバル同士のメーカーのものが採用されているのだ。
今シーズンの全日本ラリーに挑戦するFA24ターボを積む「SUBARU WRX CHALLENGE 2023」の今後に大いに注目したい!
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