人気のカギはロータリーエンジン!? マツダ3が売れるために必要な2つのコト

人気のカギはロータリーエンジン!? マツダ3が売れるために必要な2つのコト

 登場時は独特なデザインで注目の的だったMAZDA3だがファストバックで月販平均1121台と苦しい状況。マツダらしいさをさらに追及するため、もしロータリーエンジンを搭載したら人気復活するのか!?

※本稿は2023年4月のものです
文/諸星陽一、写真/MAZDA、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年5月26日号

■こんなクルマ&発売後の概況

マツダ MAZDA3(月販平均:1121台 ※FB:810台/セダン:311台)
マツダ MAZDA3(月販平均:1121台 ※FB:810台/セダン:311台)

 注目されたデザインとSKYACTIV-X搭載で華々しく誕生したモデル。しかし……発売前までが盛り上がった典型でしょうか(涙)。4月にマイナーチェンジが発表されたばかりだけど、もっと大胆なテコ入れが必要と思います。どうでしょうか、諸星陽一さん!

■このクルマのテコ入れ策

室内デザインもこだわっているマツダ3。ロータリーエンジン搭載モデルはさらに趣向を凝らしたい
室内デザインもこだわっているマツダ3。ロータリーエンジン搭載モデルはさらに趣向を凝らしたい

 マツダ3の最大のウリは圧縮着火のSKYACTIV-Xであったが、これが足を引っ張った。ユーザーにとってSKYACTIV-Xはハイオク燃料が必要なレシプロエンジンでしかなかった。

 マツダ車らしいモデルにするなら、ロータリーエンジンを積むモデルを加えるのが一番。認可を取るためにハイブリッドは必須だろうが、結果的に凄いものに仕上げればいい(発表されたばかりのMX-30 R-EVとはまた違うシステムで)。これをマツダ3のイメージリーダーにする。

 また、マツダのデザイン力を総結集して、5ナンバーの格好いいクルマにするのも手段だ。

 「デザインをするにはボディサイズの余裕が必要」なんてのは逃げ口上。そこを克服してこその工業デザインだ。難易度激高だと思うが日本にいい5ナンバーがないのも、軽自動車の爆発的普及の理由の一端。これを打ち砕いてほしい。(諸星陽一)

●マツダ マツダ3(ファストバック XDプロアクティブツーリングセレクション/FF)主要諸元
・全長×全幅×全高:4460×1795×1440mm
・パワーユニット:直4、1.8Lディーゼルターボ(130ps/27.5kgm)
・WLTCモード燃費:21.5km/L
・価格:228万8000~384万2280円

【画像ギャラリー】マツダ3起死回生の大復活には「ロータリーハイブリッド」と「5ナンバーボディ」!!(15枚)画像ギャラリー

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