クルマ好きにとって、「乗って楽しむ」「いじって楽しむ」「見て楽しむ」など、クルマの楽しみ方はいろいろ。
「今のクルマに特に不満なところはないけど、あのパーツに交換したい!」という気持ちはとてもよくわかる。
でも、本当にそのパーツに交換&カスタムは大丈夫なのか!? よーく吟味しなくていいのだろうか?
そんなわけで、今回は飛びつく前にひと呼吸してほしい“要注意パーツやカスタム”について。
文/今坂純也(DIRT SKIP)、写真/トヨタ、写真AC、アイキャッチ画像/James Thew – stock.adobe.com
ヘッドライトのLED化は国産品が安心!
最初から自分のクルマのヘッドライトがLEDの場合、この記事は不要だろうが、少し前のクルマではハロゲンライトが使われていた。
ハロゲンライトは「なんか暗いし、黄色っぽくて古臭い」と感じることもある。そこでヘッドライトをLED化することを考える人は多い。
LEDはハロゲンライトと比べて消費電力が少なく、バッテリーへの負担が少ない。HIDと比べても余計なパーツがなく、点灯してすぐに最大光量になるのも魅力だ。
ただしLEDの場合、基盤部分は発熱するが前面へは熱がほぼ発生しないので、積雪時はライトについた雪が溶けないなどのデメリットもある。それでもLED化のメリットは多いだろう。
現在、多くのLEDライトがネットなどでも販売されており、「車検対応」とうたっているものは多い。だが「車検対応」とうたっていても、車検に通らないものもある。
実は筆者も「爆光!」とうたっている大陸製LEDに交換して車検に臨んだが通らなかったことがある。理由は、正しく取り付けても光軸がズレてしまうからだった。
また、LEDは白っぽく光るのでパッと見は明るく見えるのだが、そもそもの光量が足りないものもある。
さらに、ヘッドライトカバーは紫外線により経年劣化で黄ばみが発生する。この黄ばみによって本来持っているはずの光量を発揮できないLEDもあるのだ。
え? ヘッドライトが明るすぎてもダメ!?
ヘッドライトの色に関しては、2005年12月31日以前に登録されたクルマは白ないし黄色でOK。2006年以降は白のみとなっている。
ところが、「爆光!」とうたっているような大光量LEDのなかには、明るすぎて白というより青く見えるものもある。こうなると、検査官によっては「白」と認識しないケースもあるというから要注意!
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