ヘッドライトが明るすぎて車検が通らないことも!?  「売っているから付けてOK」じゃない要注意パーツ3選

ヘッドライトが明るすぎて車検が通らないことも!?  「売っているから付けてOK」じゃない要注意パーツ3選

 クルマ好きにとって、「乗って楽しむ」「いじって楽しむ」「見て楽しむ」など、クルマの楽しみ方はいろいろ。

 「今のクルマに特に不満なところはないけど、あのパーツに交換したい!」という気持ちはとてもよくわかる。

 でも、本当にそのパーツに交換&カスタムは大丈夫なのか!? よーく吟味しなくていいのだろうか?

 そんなわけで、今回は飛びつく前にひと呼吸してほしい“要注意パーツやカスタム”について。

文/今坂純也(DIRT SKIP)、写真/トヨタ、写真AC、アイキャッチ画像/James Thew – stock.adobe.com

ヘッドライトのLED化は国産品が安心!

飛びつく前にひと呼吸! 「売っているから付けてOK」じゃない要注意パーツ
HIDやLEDよりも暗く、光が黄色っぽくなり、消費電力が多く、寿命が短いというデメリットは多いものの、なにしろ安い! ということで、廉価モデルの採用率は高いハロゲンライト

 最初から自分のクルマのヘッドライトがLEDの場合、この記事は不要だろうが、少し前のクルマではハロゲンライトが使われていた。

 ハロゲンライトは「なんか暗いし、黄色っぽくて古臭い」と感じることもある。そこでヘッドライトをLED化することを考える人は多い。

 LEDはハロゲンライトと比べて消費電力が少なく、バッテリーへの負担が少ない。HIDと比べても余計なパーツがなく、点灯してすぐに最大光量になるのも魅力だ。

 ただしLEDの場合、基盤部分は発熱するが前面へは熱がほぼ発生しないので、積雪時はライトについた雪が溶けないなどのデメリットもある。それでもLED化のメリットは多いだろう。

 現在、多くのLEDライトがネットなどでも販売されており、「車検対応」とうたっているものは多い。だが「車検対応」とうたっていても、車検に通らないものもある。

 実は筆者も「爆光!」とうたっている大陸製LEDに交換して車検に臨んだが通らなかったことがある。理由は、正しく取り付けても光軸がズレてしまうからだった。

 また、LEDは白っぽく光るのでパッと見は明るく見えるのだが、そもそもの光量が足りないものもある。

 さらに、ヘッドライトカバーは紫外線により経年劣化で黄ばみが発生する。この黄ばみによって本来持っているはずの光量を発揮できないLEDもあるのだ。

え? ヘッドライトが明るすぎてもダメ!?

飛びつく前にひと呼吸! 「売っているから付けてOK」じゃない要注意パーツ
社外品のなかには、まぶしすぎるものも多い。道路運送車両法では、最高光度の合計が22万5000カンデラを超えないものと規定されているため、これを超えるものは車検には通らない。しかし、道交法での規制はない……

 ヘッドライトの色に関しては、2005年12月31日以前に登録されたクルマは白ないし黄色でOK。2006年以降は白のみとなっている。

 ところが、「爆光!」とうたっているような大光量LEDのなかには、明るすぎて白というより青く見えるものもある。こうなると、検査官によっては「白」と認識しないケースもあるというから要注意!

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