■7年目以降はガソリン軽よりサクラとeKクロスEVが有利か?
9年乗るとした時の税金や整備費用合計で下を見て20万円くらい安く付く。となれば実質180万円だ。サクラやeKクロスEVと同じようなスペック(最高出力64psなので軽ターボ車と同等)の軽乗用車を買おうとしたら、160万円以上というプライスになる。
7年間で5万km走るとした場合、ガソリン代は60万円ほど。電気であれば30万円くらいですむ。
利便性や快適性を抜きにしても7年乗ったらイーブン。そこからはサクラ/eKクロスEVのほうがリーズナブルになっていく。こう書くと「電池の寿命を考えたら心配」という声も出てくるだろう。
サクラ/eKクロスEVのWLTC航続距離は180km。三元系リチウムイオン電池の充放電サイクル寿命は800回で80%といったイメージ。よって14万km走った時の航続距離は144kmだ。
■走りはEVのサクラとeKクロスEVのほうがガソリン軽より滑らか!
私がさまざまな乗り方をして計測した実用航続距離といえば、120kmくらいを考えておけば間違いない(丁寧に走った時は180kmを超えた)。14万km走った時に120kmの80%なら96km。軽自動車の一般的な使い方を考えたら必要十分な航続距離だと思う。
充電はどこの家庭にも来ている200V普通充電で4時間あれば10kWhくらい貯められる(70kmくらい走れます)。
また、サクラ/eKクロスEVに試乗したことのある人ならご存じのとおり、エンジン車よりはるかに快適である。滑らかだし、パワフル。ギアチェンジがないため、登り坂でエンジンが唸ることもない。
チョイ乗りが多くたってクルマの寿命を縮めず(エンジン車だとチョイ乗りはシビアコンディションに分類される)、軽自動車の使い勝手として考えたら理想的だと思う。
■サクラの充電ケーブルは高額オプションってのは……
最後に苦情。eKクロスEVは当然の如く充電ケーブルが標準装備されているものの、同じ価格のサクラだと7万4800円(15m)という超高額オプション! 携帯電話だって充電ケーブルは付いてくるのに!
しかも15mなんて長すぎ。充電ケーブルは正直、社外品で充分。外出時に便利な100Vと200V兼用も2万~3万円くらい。私も社外品を使っている。
【画像ギャラリー】生産開始から1年で5万台突破のサクラ&eKクロスEVが軽EVの世界を切り開くのか!?(38枚)画像ギャラリー
コメント
コメントの使い方オーナーの方々が桜にどういう印象を抱いて買ったのか知らないけど、EVのイメージに乗ったって感じなんですかね。購入後数年たったリーフがどうなったか忘れちゃったのかな。桜はどうなるのかな。楽しみですね。
何を言ってるんだ?こいつ