トラブル多発!?? 「バッテリー上がり」を防ぐにはどうしたらいい? 夏ドライブを楽しむための対策教えますっ!   

トラブル多発!?? 「バッテリー上がり」を防ぐにはどうしたらいい? 夏ドライブを楽しむための対策教えますっ!   

 エンジン始動のときやエアコンなど、とても重要な役割を果たしているバッテリー。とはいえ、点検を怠ってしまっている人もいるのでは? バッテリーをチェックするタイミングや寿命、さらに交換時期などを一挙にご紹介!! もうすぐ迎える夏休みの楽しいドライブ旅行のためにやっておこう! 

文/齊藤優太
写真/Photo AC、Adobe Stock
アイキャッチ画像/vchalup-stock.adobe.com

■バッテリーの点検が重要な理由とは?

車に搭載されている12Vバッテリーは、化学反応によって電気を作り出す構造になっている。「希硫酸」という液体が少なくなると大変なことに(写真:thebigland45-stock.adobe.com)
車に搭載されている12Vバッテリーは、化学反応によって電気を作り出す構造になっている。「希硫酸」という液体が少なくなると大変なことに(写真:thebigland45-stock.adobe.com)

 そもそも、なぜ車のバッテリー点検は必要なのでしょうか。まずは、バッテリー点検の重要性や点検方法について紹介します。

 車に搭載されている12Vのバッテリー(いわゆる鉛バッテリー)は、化学反応によって電気を作り出す構造です。

 内部は、プラス極板とマイナス極板の極板群が6つのセルに分かれて直列配置され、硫酸の濃度を下げた「希硫酸」という液体で満たされています。

 この液体が少なくなると電極が露出し錆びて腐食。化学反応が起きなくなり、最終的に火花が発生して爆発することがあります。そのため、バッテリーの定期的な点検が必要なのです。

■外観は? 液量は充分? バッテリーの異常を目視でチェック!! 

バッテリーの外観や液量などを目視でチェックしよう。バッテリーの破損、変形がないか、液量は充分かなど細かくみていこう(写真:Oleksii Nykonchuk-stock.adobe.com)
バッテリーの外観や液量などを目視でチェックしよう。バッテリーの破損、変形がないか、液量は充分かなど細かくみていこう(写真:Oleksii Nykonchuk-stock.adobe.com)

 バッテリーの外観や液量などは目視でチェックします。これは、車の日常点検の項目のひとつで、ドライバーが行わなければならない点検です。

 外観の点検は、バッテリーそのものの変形や破損、端子やケーブルの腐食・さびなどがないか確認するとともに、バッテリーの液量がバッテリーの側面にある「UPPER LEVEL」と「LOWER LEVEL」の間に位置しているかチェックします。

 液が「LOWER LEVEL」近くまで減っていたときは、「精製水」や市販の「バッテリー液」を「UPPER LEVEL」の位置まで補充しましょう。

 ただし、精製水やバッテリー液の補充をするときは、ゴム手袋をして静電気が発生しないようにし、目にバッテリー内の液が入らないよう保護メガネをして作業してください。

 また、テスターやチェッカーを使えば、数値でバッテリーの性能を確認できます。テスターやチェッカーはインターネットやカー用品店などで購入することが可能です。

 バッテリーの性能を数値で確認したい方はテスターやチェッカーを買っておくことをおすすめします。

次ページは : ■バッテリーの平均寿命は3年! 最低月1回の点検をしよう

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