フェアレディZが1位独占!! 2位には意外な軽も? デザインで選ぶ日産車4選

フェアレディZが1位独占!! 2位には意外な軽も? デザインで選ぶ日産車4選

 日産の美モデルならR32 GT-R!と思ったがランク外……それでも1位はやはりスポーツモデルで現行型フェアレディZが選ばれた。そして歴代1位もなんとフェアレディZ!! こちらは初代で2世代揃ってランクインを果たした。

※本稿は2023年4月のものです
文/清水草一、写真/NISSAN、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年5月26日号

■1位:フェアレディZ/ルーフラインに震えが来るぞ

ルーフラインやロングノーズは、初代のイメージを踏襲しつつ細部はモダン化されている。美しきレトロモダンの成功例
ルーフラインやロングノーズは、初代のイメージを踏襲しつつ細部はモダン化されている。美しきレトロモダンの成功例

 日産車のデザインには、トヨタと同様に統一感はない。フルラインメーカーゆえに、デザインを統一するにはモデル数が多すぎたのである(過去形)。

 美しいと言えるほどのモデルもなかったが、ここ数年間日産は、ラティオやらマーチやら、ダメなデザインの整理を精力的に進め、「あちゃ~」みたいなカッコ悪いクルマもほとんどなくなっていた。

 そこへ、極めつきの美モデルが登場した。言うまでもない。昨年のオートサロンで本邦初公開となった新型フェアレディZである!

 Zのデザインは、初代など歴代Zへのオマージュだが、美しいルーフラインやロングノーズなどの基本フォルムは、初代のイメージを踏襲しつつ、細部はいい感じでモダン化されている。つまり、典型的なレトロモダンの成功例。

 ヘッドライト形状が単純すぎるという声もあるが、それは枝葉末節だ。基本フォルムはとても美しい。それだけでウットリだ。

 というわけで、日産の現行モデル美デザイン1位は文句なくフェアレディZ! 疾走するZと並走し、その流線形を横から眺めれば、目頭が熱くなってくる。

■2位:サクラ/凝縮感と上質感がある

デイズの素性のよさを細部の仕上げによって磨き上げた。デザインで一番重要なのはフォルムだがディテールも大事
デイズの素性のよさを細部の仕上げによって磨き上げた。デザインで一番重要なのはフォルムだがディテールも大事

 2位は軽EVのサクラである。サクラはデイズをベースにしているが、デイズのデザインもけれんみがなく、凝縮感が高かった。サクラはそこに手を入れ、細部を詰めることで、ぐっと上質に、美しく仕上げている。

 デイズと並べて見れば、フォルムはまったく同じだが、神は細部に宿っている。さっきまでと言うことが違うけれど、自動車デザインには細かい仕上げも重要ってことなのである。

次ページは : ■3位:ノートオーラ/うまく高級に見せている

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