■4代目から変わり始めた立ち位置
1990年登場の4代目から、カムリの立ち位置は微妙に変わり始めた。というのも日本向けは3代目のキープコンセプトながら、北米向けはボディサイズが拡大され、日本においてはセプターの車名で販売されたのだ。
5代目はバブル崩壊の影響で安っぽいクルマとなり、セプターは1996年に後継車となるカムリグラシアに移行、これが実質6代目カムリとなる。グラシア以降カムリは現在のポジションに落ち着いた。
2017年登場の現行型10代目は全体的にアグレッシブなモデルとなり、スポーティグレードも登場。今後も販売が続く北米では今もよく売れており、トヨタにとってはカローラなどと並ぶ重要なモデルだ。
カムリの日本での絶版は歴史あるモデルだけに残念ではあるが、やむを得ない面もある。今は日本でカムリが復活する日を期待したい。
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