クルマのデザインの好みは人それぞれ。一言で「セダン」と言っても、昔のカクカクセダンをカッコイイと思う人もいれば、現在の流麗なセダンを好む人もいる。そこで、日本と世界の「現代のイケてるセダン」をご紹介する。
※本稿は2023年5月のものです
文、写真/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2023年6月10日号
■セダンのデザインは意外と自由!?
トランクリッドだけが開く4ドアをセダンと定義して進めているこの企画。そうなるとクラウンクロスオーバーもアウディeトロンGTもセダンとなって、意外とデザインに自由度があることがわかる。
セダンというと「退屈なデザイン」と思われがちだが、実は、国内外の自動車メーカーは意欲的なデザインのセダンをいくつも登場させている。
編集部が選んだ個性的なデザインの欧州セダンで、好みは分かれるかもしれないが、「退屈なデザインのセダンは絶対に作らない」という強い意志が感じられるのは確かだろう。
並べてみると、個性的なデザインのセダンはスポーティを狙うか優雅を狙うかのふたつに大別されるようだ。猫も杓子もSUVの今、セダンが独自の魅力を追求するにはこのふたつの方法は確かに有効。
スポーティさもアウディeトロンGT(と、その兄弟車のポルシェタイカン)までくると、セダンというより何か別のボディ形状のようにも思えてくるが、「セダンでもできる」という証明にはなっている。
優雅さではDS9とBMWのグランクーペシリーズはいいお手本。普通の3BOXセダンでは終わらせない流麗なボディラインが魅力的だ。
コメント
コメントの使い方元から中身が良いけどデザインの好き嫌いで敬遠していた、という車でないと、デザイン変えても売れる訳じゃないですね。
尖っていると刺さる人も少なくなるし、かといって無難で挑戦しない一律にすると今のMみたいになるし難しいです。