「新型ヴェルファイアは高くて手が出ない…」という人!! 先代モデルはどうですか!?? 買い方のコツと手放す際のポイントも教えます!!

売り方のコツは「2度目の車検前(5年落ち)で手放す」

 ご存じの人も多いと思うが、中古車のリセール価格は、中古車の輸出事情に大きく左右される。ヴェルファイアについては、高年式車であれば、主にマレーシアへ輸出されているとのことで、現地で日本の倍近い価格で販売されるそう。利益幅が大きいことから、業者向けの中古車オークションで大人気となっており、それがリセールのよさにつながっているのだが、そのマレーシアには、中古車の輸入に関して、「初度登録月からの経過月数12か月から59か月まで」という規制がかけられている。この規制を超えた年式のクルマはマレーシアへ輸出することができず、もちろんロシアなど、ほかにも行き先はあるのだが、マレーシアのような高価では販売することができなくなるため、相場はかなり下がってしまう。

 そのため、先代ヴェルファイアは、マレーシアの輸入規制にかからない年式のうちに手放すことが、リセールに出す際に気を付けてほしいポイント。登録後12か月から59か月までなので、2度目の車検を迎える前までが、売り時となる。2020年式であれば、2025年に訪れる2度目の車検の前に売りに出すのがよいが、輸送期間も考慮して、できれば3~4か月前に売却したいところだ。これを超えてしまうと、中古車相場は一気に40~50万円ほど下がってしまう。

 ヴェルファイアの中古車事情に詳しい買い取り専門店の担当者によると、業者向けのオートオークションにおけるヴェルファイアの取引相場は、新型ヴェルファイアが発表となった6月末以降も値落ちすることなく、高値で安定しているとのこと。型落ちにはなったが、中古車相場には、まったく影響していないようで、この傾向はまだしばらくは続くと思われるため、いま高年式の先代ヴェルファイアを手に入れても、大きく損をすることはないはず。ぜひお得に先代ヴェルファイアを楽しんでほしい。

30系ヴェルファイアの後期型にモデリスタエアロを装着した姿。純正エアロパーツ装着車は、下取りで加点対象となりやすいというメリットがある
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30系ヴェルファイア後期型にTRDエアロを装着した姿。新型となり大人しくなってしまったいまこそ、あえてギラ付きのあるフェイスにしてみるのもありかもしれない
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【画像ギャラリー】こんなに違う!! 2017年のマイナーチェンジ前のヴェルファイアと、マイナーチェンジ後のヴェルファイア(11枚)画像ギャラリー

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