新型レクサスTX日本導入熱望!! 「ここ」をもうちょっと狭くしてくれたら…

3列シートSUVの需要は少なくはない!!

 では、レクサスTXが、全幅1900mmになったら(仮に「ナロー・TX」としよう)、日本でどのくらい需要があると考えられるのか。たとえば、CX-8の全長は4925 mm、ランクルプラドは4825mm、アウトランダーPHEVにいたっては4710mmと大きいはいえない。

 実際にこれらの3列目シートは、我慢できなくはないが長時間は辛い。にもかかわらず、CX-8もランクルプラドもアウトランダーPHEVも、わりと売れている。2023年の月平均では、CX-8が約1300台、ランクルプラドが約2500台、アウトランダーPHEVは約1100台、といった具合だ。

 ミニバンは後席ドアがスライドドアであることから利便性が高く、特にファミリーユースとして人気が高いが、乗員の年齢層や使うシーンによっては、SUVのほうが便利で快適なこともある。たとえば、ファミリーでも、お子さんがある程度大きくなっていれば、アウトドアレジャーが好きなファミリーなら、タフなSUVのほうが便利で快適。ミニバンは嫌だけど3列シートは(念のため)欲しい、そういった需要は少なくないのだろう。そう考えると、ナロー・TXにもチャンスは大いにあると考えられる。

 また、TXの乗用車ベースのGA-Kプラットフォームを使っていることによる抜群の乗り味と、走りのよさを想起させるシンプルでスタイリッシュなデザインは、ミニバンでは得られないもの。大型車ならではの居住性と快適性、たっぷり容量の荷室など、ロングツアラーとしての性能も申し分なく、背の高い高級ステーションワゴンに乗るかのようなステータス性も感じられるナロー・TXは、日本市場でも、かなり受け入れられるのではないだろうか。

新型TXのフロントフェイス。機能性が高く力強い印象だ。それでいてラグジュアリーな雰囲気も感じられる
新型TXのフロントフェイス。機能性が高く力強い印象だ。それでいてラグジュアリーな雰囲気も感じられる

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 こうした雰囲気を持つフルサイズSUVは、日本にはなかなか導入されないが、新型TXの全体的な雰囲気や充実した装備内容を考えると、全幅1900mmに抑えることができるのならば、日本でもかなり需要があるはず。今後の動向に期待したい!!

【画像ギャラリー】なにこのかっこよさ… 北米で公開されたレクサスの新型SUV「TX(プロトタイプ)」(12枚)画像ギャラリー

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