■乗り心地も音も上質!気になるのはデザインだけ
アルファード比とべると、ふわりとした乗り心地のグランエースだが、不快なものではなく、揺れの収束が早い。また、遮音材も十分で、車内は非常に静かなものだ。
パワートレインが2.8Lディーゼルのみで、欲を言えばハイブリッドが欲しいが、この辺はグランエースらしさともいうべきか。
ディーゼルの嫌な音が車内に入ってくることはほとんどなく、低回転域から立ち上がる大きなトルクで、車両重量2.7トンの重さを感じることなく加速していくのは、非常に心地良い。
ハイブリッドで同じような制御を求めても難しく、グランエースにはディーゼルが最適解とも思えてくる。
ただ、気になるのがボディデザインだ。VIPを乗せるショーファーカーとして使うには、少々迫力が足りない。
車内は最高なのだが、見た目にマイクロバス感が漂ってしまうのが、イマイチ人気の出ない要因なのだろう。
エアロパーツで武装しようにも、純正オプションには用意が無い。モデリスタあたりがカッコいいエアロを作ってくれると、グランエースの商品価値はさらに高まるはずだ。
しかしアルファードのエグゼクティブラウンジと同格、いやシートを考えればそれ以上の移動空間が、200万円も安く手に入るのを、お得と言わずに何という。
納期も執筆時現在(2023年7月中旬)で3か月半程度と、1年から2年待ちと言われるアルファードに比べて圧倒的に早く生産されるから尚更おすすめなのだ。
移動車としての質を求めるなら、グランエースの右に出るものは無い。アルヴェルが人気沸騰している今だからこそ、最上級の移動空間を持つグランエースを選ぶのは大いにアリ。
価格と見た目をはるかに凌駕する、上質な移動空間を多くの人に体感してほしい。
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