スバルBRZのMT車にアイサイト搭載で考える! MT車のアダプティブクルコンって何がどう凄いの?

■AT車用アイサイトと違うのは全車速追従型クルコンではないこと

レヴォーグはCVT用のアイサイト採用で全車速追従型となる
レヴォーグはCVT用のアイサイト採用で全車速追従型となる

 ただし、ATと違って全車速追従型ではない。車速が時速25kmを下回ると、追従機能がキャンセルされる。その代わり6速ギヤを使っている時に速度が下がっても、エンジンは停止しない。

 つまり、6速走行時にもエンジンを止めない最低速度の限界が、時速25kmだから、ここまでは制御が続くようにした。それを下回ると制御をキャンセルしてエンジン停止を防ぐ。

 このような速度制限があっても、車間距離を自動制御できる追従機能付きクルーズコントロールを利用できるメリットは大きい。6速MTを買う人は運転が好きだから、長距離を移動する機会も多いだろう。クルーズコントロールは疲労を軽減させて、安全性を一層向上させる。

 そして、ドライバー自身の変速操作と、高度な運転支援技術とされるクルーズコントロールを融合させると、ドライバーがクルマと協力しながら一緒に走っている実感を味わえる。今までとは違うスポーツドライブの世界が開けるわけだ。

【画像ギャラリー】2023年秋にスバルBRZの一部改良MT車にアイサイト搭載だが……(17枚)画像ギャラリー

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