アクア超えの低燃費!!　脅威の36.0km/Lを記録したクルマとは？　燃費性能TOP10を一挙公開

　ガソリン価格が高騰している今、クルマの評価に欠かせないのが燃費性能!!　そりゃ燃費がいい方がお財布に優しいのだから助かること間違いなし。今回は燃費性能だけで選んだTOP10のクルマを紹介しよう。

※本稿は2023年5月のものです
文／清水草一、写真／ベストカー編集部 ほか
初出：『ベストカー』2023年6月26日号

■ヤリス対アクアの龍虎決戦！　40km/Lも夢じゃない！

　燃費スーパーカーの要件は、一に燃費、二にスーパーなデザイン。まず燃費がよくなきゃ話にならない。

　現行モデルで2つの要件を満たしているのはプリウスだけだが、燃費だけスーパーなクルマは、燃費スーパーカーならぬ「スーパー燃費カー」でよかろう。その分野は現在、ヤリスとアクアがブッチギリの2大巨頭となっている。

　なにしろヤリスハイブリッドもアクアハイブリッドも、ヘタすりゃ40km/Lが出る驚異のスーパー燃費カーだ。カタログ上、3位のプリウスとの差は約4km/L弱に過ぎないが、それはKINTO専用の1.8Lモデルの燃費。ヤリスとアクアの2台は別格なのである。

　思えば初代プリウスは20km/Lを超えれば上出来、頑張って24km/Lくらいだったから、THS（トヨタ・ハイブリッド・システム）は、四半世紀で5割以上燃費をアップさせた感覚だ。

　4位はSUVトップのヤリスクロスハイブリッド、5位にカローラハイブリッドが入る。ここまでトヨタの独壇場。さすがTHSの燃費性能は凄まじい。

　同率5位にようやくホンダのフィットハイブリッドが入り、8位に日産のノートe-POWERが滑り込んでいる。それ以外すべてトヨタ！　さすがハイブリッドの本家だ。

■現行国産車WLTC燃費ベスト10

・1位：トヨタ ヤリス（36.0km/L）
・2位：トヨタ アクア（35.8km/L）
・3位：トヨタ プリウス（32.6km/L）
・4位：トヨタ ヤリスクロス（30.8km/L）
・5位：トヨタ カローラ（30.2km/L）
・5位：ホンダ フィット（30.2km/L）
・7位：トヨタ カローラスポーツ（30.0km/L）
・8位：トヨタ カローラツーリング（29.5km/L）
・8位：日産 ノート（29.5km/L）
・10位：トヨタ シエンタ（28.8km/L）

※モデルごとのベスト燃費グレードのWLTCモード燃費値で比較