「いつか買いたいよね、スーパーカー」とは言うものの、“いつか”は決して来ないまま、我々の多くは免許を返納する。それでいいのか? マジでスーパーカーは買えないのか? 本気で検討だ!
※本稿は2023年6月のものです
文/伊達軍曹、写真/ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2023年7月10日号
■超ビッグドリーム「スーパーカーを購入し、所有する」
スーパーカーを購入し、所有する……それは「読売ジャイアンツに入団する」「内閣総理大臣になる」などとほぼ同様の、超ビッグドリームである。そして超ビッグなドリームであるだけに、「まぁさすがに無理でしょ(笑)」と半笑いであきらめ、そのままいつか運転免許を返納するというのが、我々の多くの人生だ。
だが……「一生に一度はスーパーカーに乗る」というドリームは、本当に半笑いであきらめてしまってもいいものなのだろうか?
読売ジャイアンツに入団するには超人並みの運動センスが必要であるため、まぁ常人には2000%無理な話だ。総理大臣になるというのも、ほぼ同様であろう。
だがスーパーカーは、それらとは事情が異なる。スーパーカーは“カネ”さえ払えば、常人であっても普通に入手できるモノなのだ。
もちろん「そのカネはどうするんだ?」という大問題はある。だが、ここで言いたいのは「半笑いであきらめてる場合じゃない!1回限りの人生、カネのことも含めて真剣に“自分がスーパーカーに乗れる可能性と方法”について考えよう!」ということだ。
というわけで考える。諦めたら、そこで終わりなのだから。
■そもそも買えるのか?
最初に“現在地”を冷静に俯瞰してみることにしよう。
まずは我々の収入である。まぁ収入なんてのは人それぞれな話ではあるのだが、2021年に国税庁が発表した「令和2年分民間給与実態統計調査結果について」によれば、同年の給与所得者の平均給与は年間433万円で、そのうち男性は532万円だという。
で、仮に私やあなたの額面年収が532万円だとすると、月々の給与額面は「約35万円」ということになるだろうか。ちなみにボーナスが年間で3カ月分支給される中堅企業に勤務していると仮定して、532万円÷15カ月=約35万円という計算である。
月々の額面が約35万円ということは、税金などを差っ引かれた後の手取り額が27万円前後になるはず。まぁ面倒なので「手取り27万円」ということにしておこう。
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