■911ターボも世代によっては500万円台!
前項でフェラーリ360モデナF1と「安い部類の初代ホンダNSX」を例に挙げて、庶民派(?)スーパーカーについてのあれこれを述べた。しかし当然ながら、意外と庶民派なスーパーカーはその2モデルだけではなく、ほかにもいろいろある。
例えばF355とカタチはほとんど変わらない(?)フェラーリ348tbは、安いモノであれば車両800万円台でイケる。
348は「真っ直ぐ走らない」とも言われているが、この後のコラムで述べるとおり、スーパーカーというのは基本的には走らせるためのものではなく「手元にあることを喜ぶためのもの」である。それゆえ、多少真っ直ぐ走らなかったとしても何ら問題はない。
そして1970年代のスーパーカーブームをリアルタイムで体験した者にとっては格別な存在である「ポルシェ911ターボ」も、現行992型のターボはさすがに2500万円以上だが、1999~2004年の996型であれば500万円台スタートであり、その次の997型ターボ(2004~2011年)でも700万円台スタート。
もちろん決して安くはないが、真面目に働いている者であれば「リアルに検討できる範囲」ではあるだろう。これでもう早瀬佐近……じゃなかった早瀬ミキになる準備は整ったと言っていい。
ポルシェ911ターボと同じゲルマン系の庶民派(?)スーパーカーとしては、V8エンジンをミドに搭載した「アウディR8」もある。
2代目R8(2016年~)はさすがに安いモノでも1300万円以上だが、2007~2016年の初代ならば600万円台前半から。2023年式のアルファード中古車を買うのと似たようなプライスである。
ゲルマン系ではなく007系、すなわち英国情報局秘密情報部「MI6」勤務のジェームズ・ボンド気分を味わいたいなら「アストンマーティンDB9」がある。安いモノは車両価格500万円台前半から。まぁおおむねボンド気分にさせてくれるだろう。
●フェラーリ 348tbのローン試算
・車両価格:8,800,000円
・頭金:2,500,000円
・ローン元金:6,300,000円
・返済期間:120カ月
・ボーナス月加算額:0円
・金利:1.9%
・月々支払額:57,687円
●ポルシェ 911ターボ(996型)のローン試算
・車両価格:6,200,000円
・頭金:2,000,000円
・ローン元金:4,200,000円
・返済期間:120カ月
・ボーナス月加算額:0円
・金利:1.9%
・月々支払額:38,458円
●ポルシェ 911ターボ(997型)のローン試算
・車両価格:8,500,000円
・頭金:2,500,000円
・ローン元金:6,000,000円
・返済期間:120カ月
・ボーナス月加算額:0円
・金利:1.9%
・月々支払額:54,940円
●アストンマーティン DB9のローン試算
・車両価格:5,700,000円
・頭金:2,000,000円
・ローン元金:3,700,000円
・返済期間:120カ月
・ボーナス月加算額:0円
・金利:1.9%
・月々支払額:33,880円
●アウディ R8(初代)のローン試算
・車両価格:6,600,000円
・頭金:2,000,000円
・ローン元金:4,600,000円
・返済期間:120カ月
・ボーナス月加算額:0円
・金利:1.9%
・月々支払額:42,120円
【番外コラム01】庶民派価格(?)のスーパーカーって壊れやすいのでは?
庶民派価格のスーパーカーはもちろん壊れやすい。特にフェラーリ360モデナF1のF1マチックなどはかなりリスキーだ。
しかし、それも「さほどの大問題ではない」と強弁することはできる。なぜなら、スーパーカーというのは日常の用事を済ませるために存在しているわけではなく、男や女の人生の証として「我が家の車庫にあること」だけが、基本的には重要だからだ。あまり動かさないため、壊れても大丈夫(?)なのだ。
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