これから何をしたいのか、イマイチ方向性が見えてこないホンダ。株主向けの計画書を読めば先の目標は書いてあるのだが、結局知りたいのは「ホンダは何をやって我々を驚かせてくれるのか」なのだ。今後のホンダが向かうその先を追う。
※本稿は2023年6月のものです
文/鈴木直也、写真/ベストカー編集部、ホンダ
初出:『ベストカー』2023年7月26日号
■ホンダがこれから何をやりたいのか見えてこない
ホンダがこれから何をやりたいのか、イマイチはっきり見えてこない。
こんなことを言うと、「中期経営計画(ビジネスアップデート2023)読め!」と叱られそうだけど、読んでもサッパリ見えてこないんだよねー、ホンダの目指す未来が。
なんでかというと、この計画発表は「いま盛り込めるネタをすべて盛り込みました!」というだけで、具体的なビジョンがさっぱり頭に浮かばないから。内容がいかにもアナリスト向けで、市場(とりわけホンダファン)を揺さぶるサプライズやワクワク感がぜんぜんない。
まぁ、ホンダも真面目な日本の企業だから、今はじっと耐えてやるべきことを仕込んでるんだろうと思いたいし、新技術を市場投入するまでに安全性や信頼性など、いくつものハードルがあるのは承知している。
コメント
コメントの使い方え?
で何?
こういう事を言ってる連中がアッと驚いたり、手のひらを返してしまうようなビジョンを見せてくれる事を期待している!
水面下では何かやっていると信じたいね。
記事の口調が悪いので迎合したくないのですが、正直に言うと内容には同意せざるを得ません
魅力的な車を生産中止&修理部品も在庫なくしてしまう。消費者の反応を無視して同じ路線で出してまた失敗する。売れるNは大幅コストカット…。昔の魅力車だらけを知ってたら「どうしちゃったんだホンダ?」です
なんだか、トヨタに迎合せず別の道を行く、が手段ではなく目的となっていて、本来は先にあるはずの理念がブレブレのような