新型ランクル250やGXもやめたか……背面タイヤはこのまま絶滅するのか!?

■本格派が未だ背面タイヤのなぜ

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ジムニーやランクル300など本格派は未だ背面タイヤアリなのだ!!!!!

 このように今ではデメリットの方が大きいと思われるスペアタイヤだが、未だに背面スペアタイヤを採用している車種がいるのはなぜなのか?

 それは背面タイヤを採用する車種のほとんどが、道なき道を行くようなヘビーデューティーユースに装備されることが多いモデルであるということに理由がある。

 舗装路を走行中にタイヤがパンクするケースは、空気圧不足やタイヤの劣化などの点検不足が原因のものを除けば、クギや金属片など路面に落ちているものを踏んだことによるケースがほとんど。

 損傷面はトレッド部分となるためパンク修理キットで修理することができる。

 一方、未舗装路を走行中にパンクしてしまうケースはトレッド面だけでなく、サイドウォール部分の破損であったり、場合によってはホイールの損傷が原因ということも十分に考えられる。

 そうなるとパンク修理キットは完全に無力で、ホイールごと付け替えることができるスペアタイヤが力を発揮することになるワケだ。

 そして環境に左右されることなくスペアタイヤを取り出すことができるというのも背面タイヤのメリットのひとつ。

 ラゲッジスペースにスペアタイヤがあった場合は荷物を一旦下ろさなければならないし、床下に吊り下げるタイプでは、岩場など路面がフラットでない状況では最悪取り出すことができないという可能性もあるのだ。

 このように、タイヤがパンクしてしまっても気軽にロードサービスを頼めないような過酷な環境で使われることも考慮したモデルに関してはまだまだ背面タイヤが備えられるケースが多いハズ。

 その証拠に先日日本への再導入が決定したランドクルーザー70もしっかり背面タイヤを装着しているのだ。

【画像ギャラリー】パジェロもサファリにも!! 懐かしの背面タイヤ車イッキ見(6枚)画像ギャラリー

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