エンジンかけずにエアコンが使える! 日本初のEVキャンピングカーが気持ちよすぎる!

エンジンかけずにエアコンが使える! 日本初のEVキャンピングカーが気持ちよすぎる!

 エンジンかけっぱなしの車中泊に抵抗を感じている人いませんか。そんな人にオススメしたいのが、日本初の本格電動キャンピングカー「moonn. T-01(ムーン・タイプワン)」。いったいどれほど使えるクルマなのか、出来栄えをチェックしてみよう!

文/ベストカーWeb編集部、写真/Carstay

■ELEMO-Lから生まれた本格EVキャンパー

moonn. T-01
moonn. T-01

 T-01を開発したのは、キャンピングカーの製造や車中泊スポットのシェアリングサービスを手がけるCarstay(カーステイ)。ここが、商用EVメーカーであるHWエレクトロと組んで、moonn.というブランドを立ち上げたのだという。

 ベースとなった車両は、HWエレクトロが手がける「ELEMO(エレモ)」シリーズのうち、一番サイズが大きい商用EVのELEMO-L。全長5457mm、全幅1850mm、全高2045mmというサイズはまさにキャンピングカーにうってつけだが、約7平方メートルある荷室の作りがシンプルなことも、EVキャンパーに選ばれる要因となったようだ。

 商用バンがベースだけあって、T-01の定員は2名。その代わり、居室部分には、二人が快適に過ごせる工夫が満載されている。基本レイアウトは固定シングルベッド(97×195cm)+カウンターテーブルという構成だが、ベッドを展開してセミダブル(120×195cm)にすることが可能だ。

 加えてT-01の特徴は、EVキャンパーだけあって家電品が充実していること。73Lの冷蔵庫はもちろん、バルミューダのオーブンレンジも標準で搭載している。100Vコンセントも標準で3口搭載していて、オプションで液晶テレビやルーフエアコンを積むことも可能だ。

 こうした電装品を支える装備だが、走行用のメインバッテリー(43.5kWのリン酸鉄リチウムイオン電池)のほかに、容量200Ahのサブバッテリーを積んでいることが大きい。このサブバッテリーはもちろん外部から充電可能だが、オプションの太陽光パネルとも接続可能で、こちらの太陽光パネルは370Wという発電能力を持つ。

 ガソリンやディーゼル車では、エアコンなどを動かす際のアイドリングがストレスの種だったが、これらを無音で稼働させられる点は、まさにEVキャンパーならではの恩恵といえる。

次ページは : ■今後1年で20台を販売。価格は1150万円から

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす ≫

最新号

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

S-FR開発プロジェクトが再始動! 土屋圭市さんがトヨタのネオクラを乗りつくす! GWのお得情報満載【ベストカー5月26日号】

不死鳥のごとく蘇る! トヨタS-FR開発計画は再開していた! ドリキンこそレジェンドの土屋圭市さんがトヨタのネオクラシックを一気試乗! GWをより楽しく過ごす情報も満載なベストカー5月26日号、堂々発売中!