【スイスポ、VW、カローラ…】 走って楽しいホットハッチにもう一度愛を!!

■スズキ アルトワークス & VW ゴルフGTI

(TEXT/小沢コージ)

●スズキ アルトワークス(価格:150万9840円から)

“安い” “速い” “楽しい”の三拍子を揃えたお財布にも優しい軽ホットハッチ。660cc直3ターボ(64ps/10.2kgm)を搭載

●VW ゴルフGTI(価格:409万9000円から)

日常性と速さを兼ね備えた、Cセグホットハッチの雄といえる存在。2L直4直噴ターボ(230ps/35.7kgm)+6速DSGを搭載

 昨今の性能てんこ盛りホットハッチには一切反応せず、即席ラーメンに大きめな排骨を載せたような、まかない飯的最速大衆車を好む小沢。今ならやっぱりアルトワークスだ。

 まず5速MT&FFで税抜き140万円以下のコストパフォーマンスが圧巻。それも本質的速さじゃなく、速さ“感”は充分!

 エンジンはターボRSのパワーアップ版で、最大トルクが0.2kgm増えただけ。でも燃料噴射マップを変えてダイレクト感10%増しで、5速MTのFF仕様で車重670kgがまた凄い。

 クルマ軽けりゃ七難隠す! じゃないけどマジで楽しい。専用レカロシートは座面高すぎって話もあるけど小沢的にはOK!

 ゴルフも310psで4WDのクソ高いゴルフRなんかまったくいらない。230psで35.7kgmのFFのGTIで充分。逆にパワーハミ出し感覚も味わえてこっちのほうがいい。


【番外コラム】清水草一が語る、非SUV派のためのホットハッチのススメ

(TEXT/清水草一)

 ホットハッチの素晴らしさを、現在愛車のシトロエンDS3で満喫中の清水草一氏が紹介!

*   *   *

 ホットハッチはスバラシイよ! 第一にコンパクトであること。道の狭い日本では、これが何よりうれしい。ホットハッチなら、路地でのすれ違いも大丈夫! 

 日本では、駐車スペースの幅の狭さのほうがもっと問題かな。でもホットハッチなら車庫入れラクラク! これまた、絶対に見逃せない要素だ。車庫入れでモタつくのって、本当に面倒くさいし、時間のムダだからね。

 いずれにせよ、ホットハッチは小さいから、気軽に出撃することができる。デカすぎて乗るのが面倒くさくなるようなクルマとは大違いだ。まず、ここを強調しておきたい。

 で、そうやって気軽に出撃すれば、加速が気持ちイイ。車体が軽くて、エンジンが適度にパワフルなので、小さな力でススス~っと加速してくれるわけだよね。だから、そこらの路地を走っても楽しい。

 加速が気持ちイイってのは、運転のヨロコビの基本中の基本。それが、いつでもどこでも味わえるんだ。ハーフスロットルで充分に楽しめる。スバラシイね。

 一方、料金所ダッシュでは、しっかり全開加速をかますことができる。ホットハッチは適度に速いけど速すぎないから、アクセル全開の快感もちゃんと味わうことができるのだ。うれしいじゃないか! 

 ホットハッチはコーナリングも楽しい。なにしろホットハッチだから、当然キビキビ曲がる。自分の運動神経がよくなったみたいに錯覚させてくれるぜ。

 ホットハッチは使い勝手もイイ。リアのハッチゲートは荷物の積み下ろしがラクラク。

イザとなれば後席を倒してデカいモノだって簡単に積める。これ以上何を望むのか。

 個人的には、シトロエンDS3でホットハッチを楽しんでいるが、現行国産車で最高のホットハッチは、スイフトスポーツだと確信している。

 スイスポは本当にスバラシイ! MTもATも選べて、どっちも楽しいし、実用性も完璧。なにしろ1.4Lターボのパワーやトルクが最高にちょうどいい。

清水氏絶賛のスイフトスポーツ。先代の1.6L NAエンジン時代も各方面から絶賛された
清水氏絶賛のスイフトスポーツ。先代の1.6L NAエンジン時代も各方面から絶賛された

 国産メーカーはスイスポを見習って、もっともっとホットハッチを出してくれ~! 真剣にお願いします。

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